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専門家・研究者の活動と収益化にnoteが役立つ理由と、おすすめ活用法

会員制のニュースレターを運営したり、有料記事で得た収益を活動資金にしたり、たくさんの専門家・研究者がnoteを活動拠点に発信しています。

この記事では、専門家・研究者としての活動にnoteをどう役立てられるかを、すてきな実例とあわせて紹介します。

専門家・研究者にnoteをおすすめする理由

①本業以外で収入源をつくれる
本業以外に、自分のペースで発信しながら一定の収益をあげられる場所を持ってみてはいかがでしょうか。noteの収益化機能をつかえば、たとえば雑誌への寄稿のように依頼がきてからはじまる仕事のほかに、自分だけの月額制メディアや読者コミュニティの運営を通して収益につなげられます。

②インターネット上の発信の拠点にできる
noteは長文のテキストやつぶやきのほかに、音声や動画の配信も可能です。それぞれのコンテンツは無料で公開することも、有料販売することも自由に選べます。また、ニュースレターを配信したり、ゼミのように掲示板を使って参加者とコミュニケーションをとったりと、1つのプラットフォームでインターネットでの発信に必要なことがカバーできます。

③有料部分だからこそ濃い話を発信できる
SNSには投稿しにくい初期段階の考察や研究の裏話を書くなど、有料だからこそ自由に発信できることもあります。研究や執筆のかたわらに自由にアウトプットする場所として、noteの有料機能を活用するのもおすすめです。

④noteで連載した記事を書籍化につなげられる
たとえばnoteでの連載を定期購読マガジンやメンバーシップの会員に向けて提供すると月々の収入を得ながら書き続けられます。またnoteには話題のクリエイターを出版社やメディアなどに定期的に紹介する「noteクリエイター支援プログラム」があり、そこから書籍化に至るケースも少なくありません。

さまざまな活用事例

【事例1】落合陽一さん

メディアアーティストで筑波大学准教授の落合陽一さんは、日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調でつづるエッセイ写真集をnoteで連載。「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って運営されています。

活用されている機能:定期購読マガジン

【事例2】山口周さん

独立研究者・著作家の山口周さんは、著作のプロットや書きかけの原稿を開示して意見を交換する「仮想空間上の研究室」としてメンバーシップを活用。「経営科学と人文科学の交差点」というテーマを主軸に、SNSには投稿しにくい初期段階の考察や作成途上の原稿を発信したり、掲示板で交流したりしています。

活用されている機能:メンバーシップ

【事例3】千葉雅也さん

哲学者で立命館大学大学院教授の千葉雅也さんは、定期購読マガジンを活用し、生活から浮き上がってくる考察、執筆・仕事の方法、読んだもの見たものの批評などを掲載しています。また、Twitterを補うような存在として、掲示板機能を使ってツイート的に短文を投稿するメンバーシップもあわせて運営しています。

活用されている機能:定期購読マガジンメンバーシップ

【事例4】飯田泰之さん

経済学者で明治大学教授の飯田泰之さんはメンバーシップ機能をつかって「note経済ゼミ」を運営。定期購読マガジン「経済学思考を実践しよう!」と組みあわせて、ラジオの配信やオンライン講義やイベントを開催しています。

活用されている機能:定期購読マガジンメンバーシップ

【事例5】向後千春さん

早稲田大学大学院教授で教育学を専門にしている向後千春さんは、毎日読んだり、書いたり、考えたりしていることを共有するメンバーシップ「ちはるのファーストコンタクト」を運営。特に、教える技術、研究すること、アドラー心理学に興味を持っている人向けに発信しています。

活用している機能:メンバーシップ

【事例6】紺野大地さん

医師・神経科学者の紺野 大地さんは、脳や老化、人工知能の最新研究やホットトピックを届ける定期購読マガジン「BrainTech Review」を運営。月3回、最新ニュースのまとめや、質問への回答、学会での講演動画などを発信しています。

活用している機能:定期購読マガジン

【事例7】津野香奈美さん

公衆衛生系大学院准教授で社会疫学者の津野 香奈美さんは、ハラスメントのない働きやすい職場をつくるための科学的根拠(エビデンス)を学ぶ研究室をnoteで運営。講演やメディア出演の裏話など、「ここだけの話」を発信するほか、メンバー限定掲示板でハラスメント対策やメンタルヘルス対策に関する情報交換ができるメンバーシップです。

活用している機能:メンバーシップ

【事例8】竹林 崇さん

大阪公立大学教授で作業療法士の竹林崇(takshi_77)さんは、脳卒中後の上肢機能練習について最新の情報を提供するために、療法士の方に向けた人数限定のオンラインセミナーをnoteで配信。
記事を購入すると全12回のセミナーへの参加やアーカイブ動画の視聴ができるようになっています。

活用している機能:有料記事

個人メディアを立ち上げたり、有料ニュースレターを発行したり、講演動画を配信したり。専門家・研究者がnoteに拠点を設けることで、自らの発信を収益につなげることができるため、研究活動の幅をより広げられます。

みなさんも自分にあったやり方でぜひnoteをつかってみてください。機能の概要や関連記事についてさらに詳しく知りたい方は以下のページをご確認ください。

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