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まだまだ語ることはある

就活が終わった。私のキャリアのスタートは、医療事務だ。
周りが就活を終えていく中で、私はずっと書くことを仕事にするためにどうすればいいのか、と考えていた。大学4年間ですべきことを今更何しているのだと自分に喝を入れてやりたい。その間、年上の先輩とああだこうだあったりして、沼に落ちたりして、学校を休んだり、バイトも当日欠勤したり、私の大学生活は、自分の意志の弱さによって嘘みたいにボコボコにされた。

自業自得で、どうしようもない。
大きな決断が迫っていることくらい、入学した時からわかっているのだから、あの時にさっさと夢中になれることに気づけていればよかったのに。と自分を責めてしまうことも多かった。

時間は待ってくれない。私が将来何しようかなって考えている間に、周りの友人は大学院の試験勉強を頑張っていたり、面接での挫折体験とか、それでも諦めずに内定もらえた!という報告を受けたり。みんな、一足先に失敗経験積んで上に上がっていく。私はそれを見て見ないふりしながら、私は私の道を行く!と意地を張っていた。

書くことが好き。それを仕事にしたい。でも、それを決断して行動するまでが遅かった。どのルートで行くか、大学3年の後期になっても悩んで悩んで悩んで、悩んでいるだけでは何も進まないのにずっと立ち止まっていた。

自分の人生の危機。沼に落ちていた先輩からのラインが少しだけ億劫になってきて、自分の人生を再構築させることに必死になった。
「何者かになる」そのためには、まずは新卒で働きたい。書くこと以外で、自分ができそうなこと。これを探した時、「事務員」これが一番ピンときていた。

就活フェア、合同説明会が開催されるときは、県内のどこまでへも行って説明や面接を受けてきた。多くの企業が集まる中で、自分にとって一番合っていると確信があった仕事が、「医療事務」の仕事である。
直感で感じた確信。勉強はしっかりする必要がありそうだけど、本気で取り組めそうだな。これだ。という確信。

面接の練習なしで挑戦した企業もあった。練習をしてみたけど「正直に答えてね。セリフ覚えてきた?」と面接官から指摘されることもあった。医療事務と決めてから、毎日大学のキャリア支援センターに行って、面接の練習をした。心から自分の言葉で言えるようになるまで、別の職員さんとの面談を予約して何度も何度も伝えたいことをまとめた。

面接では、医療機関ならではの厳しい雰囲気があった。練習通りにやればいい。と思っていたが、いざ面接の場になると、これまでの悔しさであったり、結果が出ないことへの焦りで、感情がこみ上げてきた。まとめていたこととは違うことを付け加えて話してしまうという、私自身の悪い癖をその時の面接で初めて発見した。
きっと私は他の人ほど面接を受けた回数は多くないけど、何度か経験すると、面接官が少し厳しい顔をしているのも、質問で無茶な深掘りされるのも慣れてくる。心の中で頼む頼む頼む頼む!と祈るのみ。

ということで私が言いたかったのは、ちゃんと就活を体験できてよかったっていうこと。失敗体験と成功体験を一つ積んで一歩成長できたなっていう独り言。

書くことを続けていきたい。医療事務として仕事をしながら、書くことも続けたい。「書くことは生きること」本で読んだ時に感じたこの気持ちを大事にしたい。まあまずは、医療事務員として一人前になれるように努力します。

欲望に溢れた私のnote



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