ひつじサミット尾州2022③コミュニティについて学ぶ
ひつじサミット尾州2022副実行委員長の岩田真吾です。10/29〜30の週末開催に向けて、みんなで頑張っています!
さて今回は、月一回のオフライン定例会議にて、岐阜県各務原市でコミュニティを運営している「かかみがはら暮らし委員会」の尾関加奈子さんにお越しいただき、コミュニティ立ち上げ&運営の実例を交えながらディスカッションを行った様子をお伝えします。
まずはアイスブレーク、近くても意外に知らない尾州のこと
まずはひつじサミットのことや、委員会メンバーの自己紹介からスタート。
「尾州がウール繊維の産地」ということはなんとなくご存知だったそうですが、糸を紡ぐ、撚る、染める、生地を織る、編む、整える…など本当に細かくさまざまな工程が分業ということに驚かれていました。高速道路に乗ったら30分弱で着いちゃう距離でも、知らないものですよね。
また、三星毛糸という名前の織り物の会社だったり、宮田毛織という名前の編り物の会社だったりと、歴史の中で社名と事業内容がズレているというのもびっくりされてました(笑)
こういう機会にお互いのことを知り合えるのも良いですね。
かかみがはら暮らし委員会の活動と誕生秘話
かかみがはら暮らし委員会は2016年に立ち上がった一般社団法人です。名前から行政関連だと思われがちですが、完全に民間の有志団体だそうです。
メイン事業は「学びの森」(旧岐阜大学跡地)という大きな公園の中にあるカフェKAKAMIGAHARA STANDと、月一の寄り合いを中心としたコミュニティ(月500円の会員制/現在は20〜40歳を中心に10〜70代で約80名が所属)の運営。指定管理者制度ではなく、市に家賃を払った上でカフェは黒字経営とのこと。尊敬!
元々、各務原マーケット日和という行政主催イベント(過去3万人も集客したこともあるそうです!)の運営メンバーだった性別も職業もバラバラの5人が、年一回のイベントだけでなく継続的に何かやりたいね…と話し合ったのが始まりだったそうです。青春!
ただ、もちろんですが、その道のりは平坦ではなく、様々なドラマがあったそうです。
なんとなく始まったが故に当初はビジョンが明確ではなく、自分たちのやりたい事ではなく誰かからの頼まれごとに振り回される中で、理事(立ち上げメンバー)の中で温度差が生まれ、次第にみんな疲弊していき…3年ほど経った段階で、なんと理事会が解散。
しかし、その頃始まったコミュニティのメンバーが「自分たちも、もっと関わりたい!」と声を挙げてくれて、選挙で委員長を選ぶことに→そこで尾関さんが初代委員長に選ばれたそうです。
委員長は最長2期までとのことで、常にフレッシュに、色んな人がリーダーを経験するのを大切にしていくそうです。この考え方は、ひつじサミット尾州とも同じでとても共感しました🐏
選挙を経て生まれた新かかみがはら暮らし委員会では、ビジョン(まちを楽しむ人たちのコミュニティ)や大切にすること(主体性、透明性、多様性)をみんなで作り、現在も精力的に(けれど、無理はしない空気感で)活動を続けていらっしゃいます。
ITツールを恐れるな!Slackのすゝめ
お話の後はメンバーとの質疑応答。ビジョン/バリューの作り方や、意思決定プロセスなど本質的な話題もありながら、一番盛り上がったのはなんと「ITツール(Slack)の使い方」について。
実は僕らも昨年はLINEメインで情報共有していたのですが、グループが乱立すると共に、投稿がすぐに流れていくので見落としが出たり、リアクションが少なくて投稿のモチベーションが下がったりと、ちょっと課題を感じていました。
尾関さんからの激励のメッセージを受け、早速その場でワークスペースを作りました!俺たち偉い(笑)
あとは運営委員会を非公開のFacebookページでライブ配信しているとか、会員費はStoresを使って月額課金しているなど、細かいところまで教えていただきました。尾関さん、本当にありがとうございました!
さぁ、ひつじサミットまで、あと半年!
まだまだ先だと思っていたひつじサミット尾州ですが、気づけば開催まて残り6ヶ月。
参加事業者も確定しなきゃいけないし、協賛も集めないといけないし、新しいウェブサイトも作らねばなりません。やることてんこ盛り。
でも、せっかくすぐ近くの各務原にこんなに素敵な場があると知ったら、何かご一緒させていただきたい気持ちがむくむくと…まずは今度KAKAMIGAHARA STAND遊びに行かなきゃ!
こういうセレンディピティを一つ一つ積み上げていき、去年を上回るサステナブル・エンターテイメントを皆さんにお届けしようと思います。乞うご期待🐏
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