見出し画像

肩を脱臼しないスナッチのやり方

昨日記事のネタを考えていたところ中沢さんからリプライをいただきました!

中澤さんは高校時代にスナッチをやっていて肩を脱臼したことがあるそうです。
それ以来スナッチがトラウマになっているのだそうです。

実際スナッチは汚しそのイメージが強くなかなか手を出すことができない人が多いと思います。
肩の脱臼はレアケースだと思いますが、そういったイメージが強いのがスナッチですよね・・・泣

今回の記事では怪我をしないためのスナッチのキャッチのポイントを説明していきたいと思います!

スナッチで怪我をしないためには!

スナッチで怪我をしないためには
・安定するキャッチポイントを覚えること
・バーベルを振り回さないこと
・安全な失敗のやり方を覚える
の3点が大切です。

1.安定するキャッチのポイントを覚える

1つ目のポイントはキャッチの位置
オーバーヘッドの時のどのポイントにバーベルがあると安定するのかは
最初に確認してほしいです。

この確認ができていないと
スナッチの失敗の確率は上がるし失敗するかどうかが分かりにくいので
ギリギリまでバーベルを掴んでしまう原因の一つになります。

上半身が前傾しすぎても、バーベルが後ろに行きすぎてもいけません。

パワースナッチのキャッチでは
バーベルが肩甲骨の真上、くるぶしの真上に位置するようにしましょう

2.バーベルを振り回さないこと

2つ目のポイントはバーベルを振り回さないこと
2ndプルの後にバーベルを振り回さないこと
バーベルか体から離れてしまうと肩を中心に大きく勢いをつけて回ってきます。
さらにキャッチのポイントに腕の力を使って引き寄せようとすると後ろへの力がさらに加わりますよね。

失敗する確率が上がるし、後ろに勢いをつけているので肩を痛めてしまう動きになります。

3.安全な失敗のやり方を覚える

3つ目のポイントは安全な失敗のやり方
いくら怪我をしないように練習しても失敗は避けれれません。
失敗自体は悪いことではありません。

怪我をしないために安全な失敗の方法を覚えたらいいのです。

ドロップできない環境では後ろにバーベルを落とすことが難しいので
できるだけベストに近い重量に挑戦するのは避けたほうがいいです。

ドロップできる環境では失敗すると感じた時には
バーベルがキャッチできるポイントからずれたと感じた時に
バーベルを後ろに離し、自分自身は前に飛びます。
離したバーベルの下にいると体に落ちてくる可能性があるので逃げるようにしましょう。

離す時は拳の位置が肩の高さになる前に離したほうがいいです。
そこまで握っていると肩や肘を怪我してしまうので気をつけましょう。

以前のツイートですが
ローキャッチでの失敗した時の逃げ方の動画です。
参考にしてください。

なぜ怪我をしそうなイメージがあるのか?

スナッチって何でクリーンに比べて怪我をしそうなイメージがあるのでしょうか?

それはバーベルが大きく動き、オーバーヘッドでキャッチすることが
理由だと思います。

スナッチは大きく弧を描いてキャッチするというイメージで
スナッチをするとこんな感じのフォームになります。

右が悪いフォームです。
そりゃあ重たいバーベルが勢いをつけて大きく回ってきたら
肩は勢いに耐えられませんよね。

絶対に真似しないでくださいね。
ほんとに怪我しますよ。

そんなフォームにも関わらず
失敗のやり方を習っていない場合は最悪なことが起こります。

キャッチできるポイントからズレてしまい
100%後ろにバーベルが落ちていく失敗をしているにも関わらず
落とすことが嫌だったりして手を離すタイミングが遅れた場合には
肩に大きな負担がかかり痛めてしまいます。
最悪の場合は脱臼ですね。

キレイなフォームをすることは安全にトレーニングを遂行することにつながります。
たとえ挙上重量が下がったとしてもキレイなフォームが維持できることが優先になります。

トレーニングで怪我をするのは本末転倒です。
安全で効果的なトレーニングのためにも
無理をしないようにしていきましょう!

スナッチを覚えるには

スナッチのキャッチの確認方法は「ハングスナッチの教科書」の
無料の部分に書いていますので読んでみてください。

スナッチを習得するための基本も書かれているので
興味があるかたは購入してみてください。

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 300

サポートしていただけると嬉しいです!サポートは記事を書く活動費に使わせていただきます!