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自分と"世界"と       Tendenceの腕時計


今から約4年前、駅を出て呼ばれた店に向かう。
スマホを頼りに汗をかきながらキョロキョロと辺りを見回していたから梅雨入り間近でジメジメしていた時期だったような気がする。

1人カウンターに座っていた男性。
この店の看板である陽気な店主から紹介されるも
驚いたことにその男性は自分を知っていた。

ほんの数分会話をしただけなのに左手にした
黒と金の光沢がある腕時計を外しこう言った。

「これあげるよ。買ったばかりだけど
絶対君に凄く似合ってる。」

その後ベルトが壊れ電池も止まる。けれどお守りのように外出する際のショルダーバッグなどには常時入れていた。

栃木へ来て毎朝ジムへ行く通り道に時計屋があったことに気づき、先月やっと修理に出した。

話は変わって先日開催された6月4日 ZERO1ビックマッチ大田区総合体育館大会。

対戦カード、自分の隣に関わることなど考えてもいなかった"世界を知る"あの人がいた。

試合中のことだった。もう一人のパートナーへ
タッチしコーナーへ戻った瞬間、
突然話しかけられたのだ。
1分にも満たないほんの数十秒の間の会話だった。

"世界"の口から出た言葉に人生で初めて
自分の耳を疑った..........

腕時計をもらったあの日から4年、"世界"が口にした
言葉で世界というものをこの目でこの身でもっと知りたくなった。そして自分自身を掛けてみたくなった。

あの日貰った腕時計は1度は針が止まったものの、
数年経ってやっと修理に出して再び動き始めた。
それから数日"世界"から少し背中を押されて何かを
動かされた。

この文を読んでいる人は腕時計と"世界"が何を関係しているのか全く意味がわからないと思うがそれでいい。

時計の針も自分も今以上に進んで、その時が来たら話そうと思う。

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