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横国の話を雑にする

 横国出身なので横国の話をテキトーにしていく。(写真は食堂のローストビーフ丼)

①横国は大自然

 横国は本当に緑豊かな土地に講義棟がぶち込んである大学だ。横国で遭遇したびっくりしたものといえば、まずヒル。梅雨の時期に大学の敷地内を適当に歩いてた時に目撃したのだが、ヒルなんて人生で初めて見た。「大学の実験で太らされていたが脱走した」みたいな生い立ちを想像したくなるくらい巨大なヒル。元気良く地面を這っていた。めっちゃくちゃ気持ち悪かった。
 そしてリスもいる。これはとある授業中に先生が気付いて、2階の教室から見える木の枝にリスがいるのが見えたらしい。しばらく授業が止まって皆んなで見ていた。
 他には経済学部の講義棟の2階の窓に馬鹿でかい蜂の巣が張り付いていたとか、横国の近くの道を歩いてたらクワガタが地面の上で歩いてるのを見たとか、そんな感じである。も目撃されてるみたいで、本当に緑豊かである。

②横国で腹立った話

 ある日大学に来ると横国の正門でドラマの撮影をしている馬鹿どもがいた。当時はいつも正門から通っていた時期であり、いつも通り来ていた。そこに撮影の関係者と思しきオッサンがスケッチブックを持って立っていて、そこには矢印と「迂回してください」がデカデカと書かれていた。正門に来た学生達は皆迂回路を通ることになった。
 問題なのはそのオッサンの態度である。無表情で申し訳無さのカケラも感じられない顔つきだった。わざわざ迂回してやってるのに「ご協力ください、ありがとうございます」の一言も発さない。いや発さなくていいから書いておけよ。それか頭下げろ。道路工事などが行われていて警備員に誘導されたら「ご苦労様です〜」って思うが、ドラマなどという公益に寄与しない物の制作の為に、芸能関係者などという社会の底辺の卑しい奴らがなぜ偉そうにしているんだ?と当時は思ったものだ。
 俺は迂回したせいで授業に遅刻した。正門から教室まで歩いて5分はかかるのにさらに迂回したのだ。横国の常盤台キャンパスの敷地の広さは都会のど真ん中にある私立大学を圧倒する(もともとゴルフ場であり、東京ドーム10個分ぐらい)。ドラマを作っていることがそんなに偉いことか?芸能関係者は一般人よりも優先されて当たり前か?お前らなんていなくったって世の中あんまり困らんぞ?医者とか警察とかスーパーの店員とかは必要だけど。
 この一件でしばらく芸能界の人間達を見下すようになった。テレビ離れに拍車が掛かった。

 もう一つ書きたいのが、傘を盗まれたことである。ある日テストを受けて終了後教室を出ると、傘を忘れたことに気がつき30秒ぐらい経ってから教室に戻ってきた。すると、既に無かった。その間1分未満である。横国は治安が悪かった?

③横国の学生レベル

 人によって全く違う。就活を何もしない人もいるし、3年生の時にインターンに行く人もいる。優秀な人達で言うと一部上場企業に行く人、官僚になる人、学部の頃から大学院の授業を受けていてどっかの院に進む人、資格の予備校とダブルスクールして在学中に資格を取って専門職につく人など。官僚になった人は本当に頭が良さそうだった。

 やる気が無い奴は横国にも一定数存在する。ヤバいやつが集まりがちだと言われるサークルが存在しており、平均GPAが1にも届かないという噂がある。これから入る新入生のために言っておくと、男しかいないサークルは注意して欲しい。男だけの堕落した雰囲気に飲まれたらヤバい。
 実際に見たことある中で一浪三留で授業に全く出ようとしない人がいたが、理系は大変なので仕方ない(?)。こういう人がいるチー牛系サークルは活気が無いから堕落しがちなのだろう。ちなみにその一浪三留の人はポケモンサークルで「伝説のポケモン」と呼ばれていた。

 そして授業中に起こった話もしていきたい。まず最初に俺は英語の振り分けで上から2番目の発展クラスに入ったのだが、英語ができても結局やる気が無い奴がいた。授業をサボりまくって出席日数が足りるかギリギリの人や、授業で扱う英文に「amnesty」(=恩赦)が出てくるので当然予習しなければならない回に「(そもそも)恩赦って何?」って聞いてくる、予習もしないし常識も無い人がいた。それが横国の発展クラスである。留学先から帰ってきてペラペラの人もいたし、日・韓・英3つ使いこなす超優秀な韓国人留学生もいたが。
 そして動物園の檻の中に帰った方がいい奴もいた。クソ広い教室の一番後ろの方の席で授業中にペチャクチャ話して「騒ぐんなら出て行ってくれ」と注意される人達は2回見たことある。
 コロナ禍でオンラインのゼミに来なくなる人もいたらしい。卒業が掛かっているのになぜ来なくなるんだろうか。元々入りたくないゼミだったのか。ちなみに自分が所属していたゼミでは、オンラインで実施しているためにスマホorPCから離れてもバレないのを利用して、直前の点呼の時だけやってきて後はずっと話を聞いてないのがバレた留学生がいた。あんまり怒らない先生で良かったな、ワザワザ日本まで学びに来た馬鹿どもよ。

④前期組、後期組、推薦組の学力イメージ

 「後期>前期>推薦」である。後期は東大落ち、東工大落ち、一橋落ちしか見たことがない。勉強に時間をたくさん費やしてきたのが分かりやすく伝わって来る、遊んでなさそうな人が多かった。前期組は偏差値70くらいの進学校出身であんまり勉強してこなかった人を多く見かけて、超有名進学校で堕落した人も少しいた。推薦の人は見たこと自体あまりないが、トップレベルの中高一貫進学校から推薦で来たとある人は全く勉強していなかったのをよく覚えている。成績はいつも低空飛行でギリギリ単位をかき集めていた。面接で見せたやる気はどこへやら。なので推薦組のイメージはかなり悪い。

⑤横国生が合格後初めて大学に来た時に聞かされる話

 有名かもしれないが、後期合格者を慰める陰鬱な話を一番最初に聞かされるのが伝統である。

 「不本意入学かもしれないけど、どこの大学に入るかで人生が決まるわけじゃないから自分のやりたいことを見つけて頑張ろう」

みたいな話を学務の人から身の上話を交えて20分くらい聞かされた気がする。いや、第一希望で入ってきた前期の人達はどんな気持ちでその暗い話を聞かなきゃいけないんだ?横国生としていざ登校だ、と期待に胸を高鳴らせて来てみたらコレである。まぁ実際横国は後期の入学者数が多く、学部学科によって異なるが前期の0.5〜0.9倍くらい入って来る。多くの学生が不本意入学なのは事実なのだろう。

 面白いのが、経済学部のとある授業中にいきなり「国立大学の編入学制度」について紹介が始まったことがある。東北大、京大もいけちゃうよ!などと経済に全く関係ない話を授業開始時にしてきた。やはり横国には仮面浪人が多く、進路を変えようとする学生には慣れてるというか応援すらしている。経済学部から他の大学の経済学部に行く人って、学歴ロンダ以外に何の目的があると面接で答えさせられるのかな。

⑤有名なサークルの印象について

 「劇団三日月座」という演劇サークルがあるのだが、ビラ配りの圧力は暴力革命で政府打倒を目指す極左集団かと思うレベルであった。そのビラ配り過激派が間隔を置いて何人か立っているために、大学生協の売店から教室に戻るまでに2、3回圧力を受ける羽目になる。ビラを持っていない奴には誰彼構わず渡そうとして来るため、さっさと1枚受け取って近寄らせないよう見せつけながら歩くと非常に楽である

 そしてもう一つ。「国際問題研究会」というサークルがある。ここに友達の友達が見学しに行ったことがあるのだが、マジでヤバい雰囲気を感じてすぐに逃げ出したらしい
 俺が通っていた頃は「打倒安倍政権」「集団的自衛権、戦争法案反対」みたいなことを書いてある立て看板があったし、「安倍政権反対の決起集会をどこどこの教室で行います」みたいなビラを授業が終わった後に配りに来る人たちがいたのだが、おそらく国際問題研究会に関係があるのではないか…と勝手に思っている。確認したことはない。一つ確実に言えるのは、「横国には左翼思想の集団がいる」ということである。
 横国は前述の通り後期入試での合格者が多い大学で、昔から東大、東工大、一橋受験生の滑り止めである。不本意入学で横国に入ってきた学生達は

「俺の人生がうまくいかないのはこの世の中のせいだ、この日本という国のせいなんだ…」

と考え始め、そのせいで左翼思想に染まり社会を破壊しようとする極左暴力集団に入る不届き者を数多く輩出してきた伝統が横浜国立大学にあると勝手に推測している。となると、不本意入学の人達を慰める話を一番最初にするのは間違ってないのかもしれない。

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