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「人の存在感」ってpresence?existence?

 アナタは存在感のある人だろうか。私はかつてあった。クラスで一番うるさいド陽キャみたいな女に絡まれていたので嫌でも目立っていた。ワザワザ付き合っていた彼氏と別れて自分に話しかけに来るぐらいだからやる気もすごかった。その女が目立っているせいで自分が先生に目を付けられて、数学の授業中に演習問題の答えをずっと聞かれ続けてしんどかった。先生は期待していたからなのか、それともふざけていただけだったのか…。結局自分は数学の偏差値が8ぐらい上がったので結果的に良かったかもしれない。答えを聞かれるプレッシャーが存在しているせいで、ちょっと必死になって勉強していた。
 ちなみにその女とは付き合わなかった。顔がタイプでは無かった。そしてたまに体臭がすごかった。

単語の使い分け 第2回

●presenceとexistenceの違い
 どちらも「存在」を意味するが、使い方は異なる。以下の通りである。

 ・presence = 認識対象、知覚対象としての存在
 ・existence = 単に実在すること

なのでpresenceはその存在がどういう認識を与えるのか説明される。「存在感のある人」や「存在感を消す」という時に使われるのがpresenceである。一方、未知の物質、UFO、神などが「あるのか、無いのか」に言及する時はexistenceを使う。
 なので覚えておきたいのが以下の表現形式。
■ have much/little/no presence = 存在感が大きい/ほとんどない/全くない
■ have a presence that 〜 = 〜であるような存在感がある

ex.
 ・TV has little presence among young people.
 = 若者の間ではテレビはほとんど注目されていない。
 ・All of those who are interested in me have no presence in my life.
 = 私に興味を持っているような人達は皆んな私の人生の中で存在感がない。
 ・She has a presence that captivates other people.
 = 彼女は他の人を引き込む存在感がある。

presence、existenceの他の例文は以下のようになる。
 ・Her presence feels like a light in the darkness.
 = 彼女の存在は暗闇の中の光のように感じられる。
 ・His presence is so big.
 = 彼の存在感はとても大きい。
 ・I don't believe in the existence of God.
 = 神の存在を信じてない。
 ・Is it possible to prove the existence of aliens?
 = エイリアンの存在を証明することは可能だろうか?

よくある英語表現第3回

● inaction on 〜 = 〜に対して行動を起こさないこと、何もしないこと
■ the consequences of inaction on 〜 = 〜に対する無策の結果
■ the costs of inaction on 〜 = 〜に対する無策の代償、何もしないことによる犠牲

ex.
 ・The consequences of inaction on climate change will be unbelievably disastrous.
 = 気候変動に対する無策の結果は信じられないほど壊滅的になるだろう。
 ・The costs of legal inaction on online defamation can be very severe.
 = ネット上の誹謗中傷に対して法的措置を取らない代償はとても深刻なものになり得る。

■ S have never been so 〜 = Sがここまで〜になったことない
ex.
 ・I have never been so happy in my life.
 = 人生でここまで嬉しく感じたことないよ。
 ・It has never been so urgent to tackle the issue.
 = その問題に取り組むことがこれほど緊急だったことはない。
 ・The situation has never been so severe.
 = その状況がここまで深刻になったことはない。

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