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ノート好きの随想家。365日手帳と読書。日常の小さな積み重ねを楽しんで暮らしてます。東…

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ノート好きの随想家。365日手帳と読書。日常の小さな積み重ねを楽しんで暮らしてます。東村山で心身を整えるWSを毎月開催。

マガジン

  • 自分の言語化

    自分の言葉をつくっていくための過程。

  • 本、漫画、アニメ、映画メモ

    観たり読んだりのメモ。

  • 感覚を整える

    身体や心とは別の、体感覚に関する知識や体験のまとめです。

  • 我が家について

    家について。暮らしについて。

  • 子育て

    子どもたちを見ていて思うこと

最近の記事

れもんハウスと読書

西新宿にあるれもんハウスさんとご縁があり、読書会をやらせていただいた。 自分の目で確かめる 自分で何か起こしてみる 昔から、この2つをもって私は「それ」を理解する。 特にれもんハウスさんのように一言で説明できないような場所は、自分で確かめ、考え、なんとなく自分の中で感じることが大切と思う。 私が最初に感じた印象は、「境界がない」と「人との距離が近い」「優しさの循環」であった。 境界がないというのは、誰もがこの社会で生きていくために身につけた「どういう人かをまず知る

    • 健康とはどういう状態か

      健康である様について、どのようなイメージをお持ちだろうか。 ある人は運動、栄養、睡眠が十分で、顔立ちがよく活動的な様子を思い浮かべるかもしれない。 「健康になろう」とはどこに向かっていることなのだろうか。 1948年に発効されたWHO憲章の前文では「健康」を下記のように示している。 たとえば、病気がちな人を健康と呼べるだろうか。 おそらくそのような人を見かけたら健康とは考えないと思う。 しかしこの憲章に基づけば、単に疾病又は病弱の存在しないことではないとのことなので、

      • やりたいこと探しはもういいから、最高の状態を維持することを考える

        年末年始で壮大な未来を描いていたものの、4月になるとそんな自分がいたことを忘れる人がいる。 毎年、そんな繰り返しなのである。 なぜなら、やりたいこと探しを終えていないからだ。 先に言っておくと、現段階でやりたいことがない人は、きっと「今」に関してはやりたいことがないのだから、それはそれでいいと思って終わらせることだ。 これで、やりたいこと探しは完了だ。 次にいこう。 やりたいこと探しについて、やりたいことを見つけたら完了と思っている人は多いが、「やらない」という選択を

        • 4月のゆるみの時間

          私は物書きで生きていきたい人間だ。 文章、言葉、本、本屋、読書、図書館、が好きだ。 一方で身体、心、精神について大変興味があり、1年中それらに関する本を読んだり、話を聞いたり、学んだりしている。 というかもはや仕事として成り立ち施術を行っている。 いつも「人間とは、人との関わりとは何か」を考えて言葉にしていることが多い。人は何者で、どこに向かっているかを見ているのが楽しいのである。 身体、心、精神というのはもう少し細かく人間を観察した次第であり、人が行動することで人間と

        れもんハウスと読書

        マガジン

        • 自分の言語化
          96本
        • 本、漫画、アニメ、映画メモ
          12本
        • 感覚を整える
          9本
        • 我が家について
          22本
        • 子育て
          3本
        • 小説
          11本

        記事

          守るのは自分のやりたいことか、親の言いつけか

          とある学生さんから、 自由にやりたいことを謳歌したいが、養ってもらっていることもあり親の束縛から逃れられない葛藤を聞いた。 特に利益を探究しない活動を複数、バイトも3つ掛け持ちしている。ゼミでの卒論テーマはジェンダー。非常に関心のあるおもしろい試みであった。 私も2児の父であるが、20歳ほど離れているこの女性に、どんなことを言ってあげられるだろうかと考えた。 私は親の言い分を無視してやりたいことをやってきた人間で、今は亡き両親がどう思っていたかを知る由もなく、自由にやり

          守るのは自分のやりたいことか、親の言いつけか

          やりたいことが溢れているけれどあえて踏みとどまる

          4月は新しいことを始めたくなる。 同時に、1月にやろうと決めたことの見直しをするにもいい時期だ。 ちなみに最近やりたいと思ったことはこんな感じ。 下北沢で映画を観てカレーを食べて帰る会 知識やスキルを持ち寄ったフェスを開催する 心身をゆるめるワークショップを複数の人とコラボで行う 身体や心についての限定的な読書会 神楽坂の飲み屋を渡り歩く会 子どもたちの遊びに加わり、大人が本気で取り組む会 子どもから大人が教わるセミナー パパママの本音を出し合い意見交換す

          やりたいことが溢れているけれどあえて踏みとどまる

          うまくいかなくなる条件

          とんとん拍子にうまくいく期間を経て、だんだん今の状態を維持することが難しくなってきた。 人は変化を好むのか、変化しているのにそれを認めたくないと拒むのか、その仕組みは明らかではないが、ずっと同じ状態をキープすることが苦手らしい。 悪いときには早く脱したいと願うものだが、良い状態であればできる限りキープしたいと思うのが常というものだ。 うまくいっているときは、うまくいくことを意識していない。 なんとかなる精神で、あまり先のことを決めていない。 しかしうまくいかなくなるとき

          うまくいかなくなる条件

          意識すると逆に強くなって比べることになる

          比べないって考えた方は、活躍する人への憧れという綺麗な言葉で覆った「嫉妬」に向けて放たれた自己啓発と思っていた。 でも本当の「比べない」は言葉の意味のとおりで、ある対象を意識せずに矢印を自分に向けるというよりは、そもそも自分が自分で在るというだけで完結させるという意味だったようだ。 これはヨガ哲学でも似た考えがあり、最上位の意識階層のようだ。 なので、「比べなくていいんだよ」とやたら言う人には気をつけた方がいい。本人がもっとも気にしている可能性が高い。

          意識すると逆に強くなって比べることになる

          Docuworksに300枚並べてみたけれど、紙でもよかったかもしれない

          毎年度末に300人ほどの方へ、年賀状を書くかのような資料をひとり一人にお送りしている。典型的な事務作業である。 少しでも作業を軽くしようと電子化を試みたものの、実は作業量が非常に多く、むしろ手間かもしれないと思い始めた。 タスクは以下のとおりだ。 Wordで資料をつくる Docuworksで各者に振り分け束ねる PDF化する 各者にメールする 以前は、 Wordで資料をつくる 捺印する(←これがなくなったのは極めて大きい) 各者に振り分け束ねる 封筒を用意

          Docuworksに300枚並べてみたけれど、紙でもよかったかもしれない

          なぜ彼の死については哲学者たちがこぞってコメントするのか

          まずは、私の意志や性格にほとんどの基礎を築いてくれたであろう、偉大なる漫画家に感謝すると共に、ご冥福を祈りたい。 彼の死に対し世界を巻き込み様々な方がコメントがなされている。その大いなる貢献を物語るように、悲しみと感謝で溢れている。 その中でふと気づいたのが、有名人の死にほとんど関心を示してこなかった哲学者(およびそれに近い人)たちが、言及をしていることだ。 手塚治虫を例に出すほどに、彼の偉大さを示している。 今、私たちが目指す人間形成において、彼が持つ自由な発想は理

          なぜ彼の死については哲学者たちがこぞってコメントするのか

          文章と呼吸

          文章は呼吸である。 なにやら繋がった。 荒ければ乱れ、落ち着いていればゆっくりな空気が流れる文章となる。 そこには煩悩が潜在し、 己の欲が丸裸にされてしまう。 読まれる数やフォローへの欲にまみれた文章、 自分のためのみに書かれた文章、誰かの力になりたいと願った愛の文章。 物語では呼吸がわかりやすい。 緩急を楽しむ。 締切り間近で一気に書こうとする文章にはどうしても焦りが募る。 時間をかけて何度も見直しじっくりと書いた文章には、同じ言葉であっても肉厚を感じずにはいられな

          文章と呼吸

          ゆるみの時間⑤ 効果がわかりにくい

          3/24(日)より毎月、東村山で”ゆるみの時間”というワークショップをやることになりました。よかったらご参加ください。 申込や問合せはinstagramまで。 ゆるみの時間をプレで開催してみたところ、わかったことがある。 効果が実感しにくいのだ。 寝っ転がったり少し身体を動かしたりして、気持ちよさを感じてもらうのは当然なのだが、それ以外のことはなかなか難しい。 ゆるみの時間の最大の特徴として、 ほとんど説明なし 時間をかけて参加することで初めてわかることがある とい

          ゆるみの時間⑤ 効果がわかりにくい

          純粋なる自分の攻撃力と、社会の攻撃から身を守る防御力を高めればおよそ豊かな人生を送れる

          2022年末までの僕は、常にさらされる社会からの見えない攻撃と、自分の純粋性が失われていくことから守る術をあまり持てていなかったように思う。 やっていたことと言えば読書という瞑想、 そして自分を見失わないための手帳習慣であった。 読書をあえて瞑想と言おう。 私にとってはそうとしか考えられない。 瞑想が苦手である。 苦手というより、常にやっているゆえに「いざやろうと意識するとうまくいかないタイプ」とその道に詳しい先生に言われた。 どうやら読書しているときの並外れた集中力は

          純粋なる自分の攻撃力と、社会の攻撃から身を守る防御力を高めればおよそ豊かな人生を送れる

          ゆるみの時間④ ワークショップ初開催(プレ)

          東村山の百才で、ワークショップを開催した。 初回につきプレということで、無料で実施。 いつもなら前日にドキドキしながらあれこれ準備していたが、遠足に行く前のわくわくのように心が踊り、ただ遊びに行く感覚であった。 当日も朝になって「そういえばアンケートとろう」とGoogleフォームでアンケートを作成し、「ここは口ではわかりにくいかも」と思いA4ペラ1枚の説明資料を用意した。 百才(ももとせ)という場がそもそも愛に満ちていて優しく温かいところもあり、参加者は来た時点でもう和

          ゆるみの時間④ ワークショップ初開催(プレ)

          過去のトラウマを超えて、違和感がある人にあえて飛び込む

          大学生の頃~社会人初めぐらいまで、典型的な詐欺に合い、100万円ほどをだまし取られる被害にあった。1度は逃げおおせたが、2度目は本物っぽかったのでダメだった。 そんなこともあってか、私は彼らのような雰囲気を持つ人には抵抗がある。 実は彼らはいかにもいい人そうであり、実際に本物の会社を運営している(ように見える)ので、怪しさのかけらもない。 ただ、空気のよどみというか、奥底にある何かを感じる人とは距離を取って生きてきた。 それは、いわばトラウマである。 人を信じられないとい

          過去のトラウマを超えて、違和感がある人にあえて飛び込む

          六本木「HILLS BREAKFAST」への参加

          トークイベントにはかれこれ4年ほど参加していないのではないか。 もはや行くことはあるまいとすら思っていた。 というのも、情報を得たり誰かとつながるのが目的であれば、わざわざ足を運ばなくとも本を読んだりオンラインで話したりしていれば十分と思ったからだ。 ところが今回、友人のコピーライターであり画家の大野幸子氏が登壇するというので参加してみた。 参加費も¥500でドリンク付というありがたい設定だ。 結論、すごくよかった。 場の空気もスタッフの配慮もよかったし、トークはおも

          六本木「HILLS BREAKFAST」への参加