長瀞で食べたみそポテト

妻との結婚10周年で、埼玉の長瀞へ行ってきた。少し秩父も寄ってきた。

それで、地域では有名なみそポテトを食べた。

駅前の、飲食店が並ぶ商店街の昔ながらの色んな食べ物が並んでいる店舗だ。

楽しみにしていた分、一口食べてみると期待したほどの驚きはなかった。

それで、長瀞駅前にもう一つ屋台で出ていたみそポテトを食べてみることにした。

そこにはB級グランプリのこと、みそポテト発祥のことなど様々な説明書きがあり、つい買ってしまうには十分な宣伝がされていた。

写真を見ると見覚えのあるものだった。事前に調べたみそポテトは、まさに写真で見たものだったのだ。目指すべき場所がここであるとわかった。

ほくほくのじゃがいも、主張しすぎない塩味で甘すぎないみそ。これだ!!となった。

私はそこでハッとした。
一つ目のみそポテトで、「みそポテトはうまくない」という認識で去っていたら、二度と食べることはなかったのではないか。

情報をすぐに取得し、すぐに試せるネット時代において、味見だけしてモノを評価するのは危険すぎると察した。

最初のみそポテトは、みそはおいしいかもしれない、ポテトはおいしいかもしれない、でもみそポテトとしておいしくなかったのだ。

調和しているからこそ料理と思う。パックにするならば、一つの商品としなくてはならない。「見た目だけ一緒」では、今の消費者は納得しないのだ。

この、1回で納得しないこと、調和が大事ということを、みそポテトから教わった。ありがたいことだった。


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