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追っている身か、囚われの身か

相談者:20代中盤男性(仕事でエリアトップ)
悩み:好いている子を諦めるべきか否か

口癖は「終わった」

「終わった」と相談者の彼からラインが来る。
彼は以前僕がいた味噌の国でいちばんの親友である。多分。

何事かと聞いてみると、「好きな子にあしらわれている感がしてメンタルがもたない」らしい。

男のメンタル弱っ!と思ったそこの女子、
こちとら命がけなんじゃ、常にバレンタインデーなんじゃ。

モテたい、ただそれだけなのに…。


その話は置いておいて。

なぜ彼が毎回「終わった」とラインをくれるのか聞いてみた。


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スイス「なんでいつもライン、『終わった』なん?」

エリアトップ「ラインの返事がまるでない…。送らなきゃよかった…。」

※スイス→「ス」に省略。エリアトップ→「エ」に省略。

ス「(それが答えだろうな…。)その子が久々に心揺れた子なんだ?」

エ「そう…。まじかわいい。ヤってるけど付き合うにはならない。」

ス「へー、意外。トリガー引かれないんだね。厳しいね。女子って、特に若い子ってコロコロ気が変わりやすいよね。流行に流されるみたいな。」

エ「まじか、チャンスないか…。どうしよう。返事こないとまじでメンブレなんだが…。」

ス「多分今それに集中しすぎて他の事が手につかないんでしょ?それが第一優先事項だからさ、他のことに力分散させたほうがいいよ。仕事なり、趣味なり、ナンパでもいいしさ。集中しすぎなんだよその子に。(とは言っても首ったけだよなー)」

エ「だよな…。けど、気になって仕方ねえ…。追いラインしちゃってるし…。」

ス「らしくないねー。連絡しないほうが良いかもね。」

エ「待ってみる…。」

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というやり取りを数回繰り返している。
兎にも角にも友の弱っている姿を見るのは辛いものだ。

できれば早く楽に(次へ行って)なってほしい。


男は生粋のネガティブ思考

ラインが来ないとこの世の終わり並みに病む。それが男だ。

しかも三日ぶりに来た!と思ったら短文。
「うん」「そうだね」
うん、死にたいね。

諦めたくなくてもこの時点で負けは確定していると思う。

客観的に見れば次に行くほうが吉、と思うが実際のところそう簡単にはいかないのが恋愛当事者だ。


ぜひ彼にも早く次の恋に移ってほしいのはやまやまだが、人様の恋愛をこうしろとあうしろとまでは言えない。

最低限の「意見」は言えるけど、「アドバイス」はできない。

あくまでも経験の範囲内でしか話せないしね。


こういう時女子はきっぱりしていてうらやましい。

あー、無理かも、じゃ次!とここまで軽くはないが限りなく男よりも行動が早い。

だから女子って付き合ったことある回数意外と多いんだよなーって思う。
けどそれは正解だと思う。


未経験よりも経験者が有利

就活でも転職でも未経験よりも経験者、スキルあります!のほうが有利なのはわかりきっている。


それは恋愛でも同じだ。
付き合った回数が多い=チャラい・ビッチと言われるがそれは違う。

圧倒的な経験者であり、スキルを多く揃えている強敵な競合なのである。

というのもその分異性を経験しているから見極めができるし視野が広がる。


男子よりも駆け引きがうまいのも女子だ。
それもそのはず多くの恋愛の戦場で戦ってきているからだ。

とりあえず付き合う、ダメそうだから次いく、うまくいっているからこのまま、別れそうだから次を探しながら付き合う。

高度だわ。


男は常に「この人は運命の人」理論が発生しているのかも。

星の数女性はいる、とわかっていても目の前の「獲物」(どちらが獲物かは置いておいて)だけにとらわれてしまう。

男の苦悩ですな。

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