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東大生によるインタビューvol.2:イカキングで知名度急上昇!日本一のスルメイカ水揚げ量、小木漁港(坂東さん)

お久しぶりです!ひなりんです!第一回現地活動でたっつんと一緒に小木漁港の坂東さんにお話を伺ってきました!

みなさん、スルメイカと言ったらどこを思い浮かべますか?
函館?八戸?
いえいえ、そこはなんと言っても小木(おぎ)でしょう!
石川県能登町の海沿いに位置する小木。
実は小木漁港は「日本三大漁港」のうちの一つに数えられるほどの素晴らしい漁港なんです!!
日本海でトップクラスのスルメイカ漁獲量を誇る小木の魅力に迫ってみました🦑

坂東さん


今回お話を聞かせてくださった坂東さんは小木生まれ小木育ち、生粋の能登人!小木の漁港のお仕事に携わって今年で31年目です。
普段は小木漁港全体の総括をなさっていますが、イカ漁船に乗って漁に出たこともあるそう!そんな、小木に愛され小木を愛する坂東さんが、小木のイカ漁船の歴史やイカ漁についてたくさん教えてくださいました!

イカ漁の歴史

まずはイカ漁について!
小木漁港でなんといっても有名なのは、スルメイカの遠洋漁業
海底が300m程まで深くなる地形や潮の流れの速さなどの自然条件から、近海での漁業は難しかった小木漁港。そのため昔から日本海を通って北海道の方まで出る遠洋漁業が発達しました。全長30mの遠洋漁業の船にしては小さなイカ漁船に9人ほどが乗り込み、漁に出ます。全盛期には小木漁港の中に50ほどのイカ漁船があったそう。50日程度の長旅になることも珍しくないとか!

イカ漁船を見る灰谷さんとたっつん。透明の電球のようなものが"漁火"。夜に光り、いかを集めます

"船内一尾凍結イカ"って?


小木漁港の一番の特徴といえば、独自のイカの冷凍技術!「船内一尾凍結いか」と呼ばれています。
この冷凍技術が開発された当時は昭和50年ごろ。ほとんどの漁港では釣れたイカが生のまま発泡スチロールで保存されていました。そんな中小木で開発された、伝統的な冷凍技術が「船内一尾凍結いか」!釣れたイカを一尾ずつ、船の上で即冷凍するため、小木のイカは新鮮でとても美味しいと人気なんです🦑

冷凍イカが入っている段ボール!!


私たちもインタビューの後にイカのお造りを小木のご飯屋さんでいただきましたが、甘みがあって味が濃くて絶品でした。イカってこんな味だったんだ!と感動しました。
みなさんにもぜひ味わってほしいです!

美味しかったイカのお造り


また、今回のインタビューの後に坂東さんが特別にイカの冷凍庫の中に入らせてくださいました!
なんと中は-25℃。想像を超える寒さに私は一周回って寒くなかったですが、たっつんは震えていました。笑
この低い温度がイカの鮮度を保っているんですね!

冷凍庫の内部。段ボールには冷凍イカが詰められています

最近の小木事情

最後に、近年の小木漁港の状況についてお話を伺いました。
現在は小木の人口減少によりイカ漁船が減少し、今漁港に残っている船の数は11隻ほどだそうです。そんな中でも、小木を盛り上げようとさまざまな取り組みを行っている坂東さん!
最近はインドネシアを中心とした外国人の実習生を受け入れ、イカ漁に日本人と共に携わってもらっているそう。グローバルですね!
他にも金沢のホテルで小木のイカを使用した料理を出してもらうフェアを開催したり、職業体験を開催してイカ漁を実際に体験できる機会を設けたりと、さまざまな方法で小木を盛り上げようとされています。
また、みなさんご存知(?)のイカキングが小木の近くに設置されたことで小木の知名度も上昇し、訪れる人が増えたと話す坂東さん。イカキングの力は偉大です。


インタビューを終えて

小木について、イカについて、そして坂東さんについてたくさん知ることができるとても貴重な機会でした。小木に住み続ける坂東さんの地元愛、そしてイカ愛も伝わってきました!坂東さん、貴重なお話をどうもありがとうございました!

坂東さん、ありがとうございました!

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