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300万円で「農FIRE」!:経済的自立を農業で実現する新しい生き方

ニューヨークの著名な建築事務所での豊かな経験を持ち、2007年に独立した水上篤さん。しかし、彼の人生は、山梨県への帰郷と「農FIRE」への情熱的な転換によって、全く新たな局面を迎えました。このブログでは、水上さんがどのようにして農業を通じて経済的自立と精神的充実を手に入れたのか、そして彼の著書「資金300万円で農FIRE」に込められた知見を探ります。

書籍「資金300万円で農FIRE」 水上 篤 (著)

Audibleですと「聞き放題プラン」に入っているので、ながら聴きでもオススメです!!

都市の喧騒から離れ、自然と共に生きる新しい生活様式への旅立ち。これは、ただの農業ではなく、生き方そのものへの挑戦の物語です。


農FIREとは!?

FIRE(Financial Independence, Retire Early)は経済的自立と早期リタイアを目指す生き方です。しかし、農FIREは、単に資産運用で生計を立てるのではなく、農業を含む多角的な収入源を持つことを推奨します。これにより、自給自足の生活と経済的自立を実現します。

農FIREの実践方法

農FIREを始めるには、地方移住が必要です。空き家を安価に購入し、農機具や太陽光パネル、軽トラックなどの初期投資300万円が必要であると本書では提唱しています。特に、4つの収入源として、次のポートフォリオが必要であると提言しています。
①農業収入
②地元のアルバイト収入
➂不動産の賃貸収入
④自身のスキルを活かした収入

農業収入の実例

水上さんは、特にブドウ栽培を収入源として推奨しています。シャインマスカットの栽培を例に、一人で約5,000m²の規模で年間450万円の利益を目指すビジネスモデルを提唱しています。

また、農業においては生での販売だけではなく、付加価値をつけることで収入を増やすことも可能です。例えば、シャインマスカットの場合、ジェラートやジュースなどに加工して高付加価値化を目指す方法です。
仮に、年間450万円の利益を利回り4%の投資収益で得るためには、1億1250万円の資産が必要となります。これを実現するのは難しいため、農業を中心に450万円を稼ぐことが一つの収入源として考えられます。

働くことの重要性

農FIREでは、働くこと自体が重要です。働くことは健康寿命を伸ばす効果もありますので、必ずしも働かないことが良いわけではありません。農業は定年がないため、長期間にわたって収入を得ることが可能です。
また、インフレの影響で物価が上昇している今、自給自足ができる状態を作ることは重要です。自分で食料を調達できる能力は、インフレに打ち勝つための鍵となります。

地方移住と2拠点生活

地方に移住することは、農FIREの大きなステップです。空き家を安価に購入することから始めることができます。ロシアでの「ダーチャ」の考え方、つまり2拠点生活を参考にするのも一つの方法です。これにより、都市部と農村部のバランスを取りながら、経済的なリスクを分散できます。

コミュニティとの関連性

農FIREは、コミュニティとも相性が良いです。web3の考え方やDAOなど、コミュニティメンバーと相互扶助の関係を築くことも、農FIREの重要な側面です。コミュニティを通じて新たなつながりを作り、農業を通じた自給自足の生活を実現することが可能です。

まとめ

農FIREは、経済的自立と精神的充実を目指す新しい生活の形です。地方移住や自給自足、コミュニティとの連携を通じて、持続可能で豊かな生活を実現することができるでしょう。興味がある方は、ぜひ水上さんの「資金300万円で農FIRE」を読んでみてください。

書籍「資金300万円で農FIRE」 水上 篤 (著)

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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