現実のツケ

現実というものを見ようとしないで、わたしはここまで来たのだと思う。

しかし、どこかのタイミングで、じぶんが見ようとしなかった現実のツケを払うことになるのではないか。

私は転職をした。

けれども、毎日楽しくない。

前職がつらすぎて、「楽な仕事がしたい、お金さえもらえればそれでいいから。」と思い、入ってみた。

私は契約社員の事務員で責任もなければ、他人からの期待も1mmもない。

ここに居続けたとしてじぶんの身になるスキルが手に入ることは絶対にない環境だということは入ってすぐにわかった。ある意味、じぶんが望んでいた環境なのかもしれない。周りがほとんどいい人たちであることが唯一の支えではある。

余談だけれど、目が合った瞬間に一目ぼれをして好きなひとができた。

そのひとに毎日会えることが嬉しくて、最初のころは楽しかった。そのひとに会うことだけが目的だったのかもしれない。

しかし、会話を少しはするのだけれど、どうも相性があわないような感じがして、向こうからわたしに一切の気がないんだなーと思って、あっけなくこの恋は終わった。わたしは結婚というものがしたかったのだと思う。

仕事のつまらなさに加え、無駄になんとも言えない喪失感が残ってしまった。(なぜ二倍傷つかなければならないのか・・・。)

毎日、会社で笑って過ごしているけれど、果たして自分自身が楽しくて笑っているのだろうか。周りの楽しそうな雰囲気にただただ流されて、同調をして笑っているだけな気がしてしかたがない。ふと、「なぜじぶんはここにいるのだろうか?」という現実に襲われる瞬間があるのだから。その現実を見たときに、一気に押しつぶされそうになる。退屈さだけで毎日の時間が過ぎていく。

私の唯一の希望と言えば、留学に行こうと計画していることだ。今いる会社の仕事が自分に合っていて、心の底から楽しいと思えていたら、正社員になって働きたいと入社前は願っていた。でも、そうではなかった。しかし、今いる会社だからそう感じるのだろうか、と考えてみたけれど、きっと日本にいる限りじぶんの抱えている不安はぬぐえないような気がしている。日本のローカルな企業のなかでいくら転職を繰り返しても、根本的なじぶんの悩み「どうやって生きたら元気でいられるの?」は解決しない気がしている。(そう思うとさらに悲しくなる・・・。)

偉い人たちが日本全体の将来について、あまりポジティブに語らない。そんな国のなかで、わたし個人が、そしてわたしの周りにいるひとたちが楽しく生きるために今、そしてこれからどうゆう心持ちでじぶんを律していけばいいのだろうか?

もう誰かに楽しいと思えるものを与えてもらえると期待なんかしていないつもりではある。環境がよくなければ自分でどんどん場所を変えなければいけない。厳しいけれど。

じぶんで楽しみを見つける、作り出す練習をしていかないと今以上になかなか厳しい現実のツケが来るのではないかと私は、思っている。



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