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いつもはじめてでいる

☆photopos-3407  2024.1.6

まったくおなじ経験は
どこにもないのに

繰り返しになると
はじめてを失くし
すべてを
差異のない
繰り返しにしてはいないか

そのとき
経験は
消費されるばかりになり
みずからそれを
生み出そうとはしなくなる

いつもはじめてのとき
繰り返しは
おなじを意味しない

そのとき
経験は
消費されることを止め
みずから生み出す
新しいプロセスになる

わたしがいつも
はじめてでいるとき
世界はいつも
はじめての経験に満ちている

*愛媛県久万高原町・面河渓にて

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