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哀れんだ表情で冷ややかに切り返す長男

オバハンの着ぐるみを着た小学生男子と言われる私の日常エッセイ


あー、あのぉ……屁の話なので
お下劣な!と引かれる方、ご遠慮くださいませ。
そんなん、へっちゃらやで、と前のめりに聞いて下さる方
集まれぇぇ!

ある日、リビングで洗濯物をたたんでいた私。
平和で静かな時間でした。
たたむことに集中していたんですが…
私、つい

ブッ!!

と一発、屁をこいてしまいましてな。
数秒後、近くにいた長女おトモは床にヘタりこんで爆笑。

私:「失礼な。
屁くらい出るやろ。おトモは外出した時や
バイト先で屁こいたことないん?」

おトモ:「ある。
全神経集中して音出んように調整するんや」

私:「でも圧力の調整
うまくいかなかったら音出るやろ?」

おトモ:「座ってたら椅子を後ろにひきながらこいたり、
周囲の音に紛れてこいたり、工夫するで」

 恥ずかしげもなくこういう告白する長女おトモ。
このオカンにしてこの子ありってやつやな。

ちょうどそこへ通りがかった長男をつかまえて質問。

私:「なぁなぁ、
屁をこいたらアカン状況で、こきたくなったらどうする?

長男は冷ややかな目を向け、
(なんてアホなオカンや…と哀れみもブレンドされていたが)
静かに放った。

長男:「我慢して耐える以外、何があるっていうの?

くっ… 言い返す言葉は見つかりませんでした。


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