WAIS-IIIを受けてみました(真)

こんにちは、のびるです。

2020秋M3に出展側として実は参加していたりして、何気に10月の最初は忙しかったのですが、ようやくまとまった時間が取れたのでこれを書こうと思います。

先日、自分を知る一環として、また以前より個人的に疑っていたADHDの診断のためにWAIS-IIIを受けてみたのです。

(仮)の方の記事(https://note.com/novil_official/n/n7279590de1a9)の段階では、結果の詳細を紙でもらえると勘違いしていたので詳細に綴れませんでしたが、その1週間後に担当医師の方に頼んだところ、なんとか3つのIQと4つの群指数の数値を把握することができましたので、その詳細について記述していこうと思います。

そもそもWAIS-IIIとは何か

はい。そもそもこれなんですよ。さっきからWAIS-IIIと言ってますけど、そもそも何なの?って思っている方も少なくないと思います。

簡単に言いますと、IQを測るための検査の一つなのです。Wechsler Adult Intelligence Scale(ウェスクラー成人知能検査)の頭文字を取って呼ばれているもので、それの第三版だからIIIなのです。ネットとかにあるIQテストのきちんとしたバージョンだと思えば大丈夫です。

詳細については検査の目的を削いでしまいかねないので省きますが、今後WAIS-IIIを受ける予定のない方で、興味のある方はぜひ調べてみてください。

検査結果の詳細

さて、前置きはこのくらいにして。ここからは検査結果について詳細に掘り下げていこうと思います。何だかずいぶん特異な結果が出たようで。専門の方にも興味を持ってもらえるかな。そうだと嬉しいな。笑

※詳細を語る際に、一部検査の内容について触れる可能性があります。ネタバレを避けたい方は、WAIS-III受診後の閲覧をお勧め致します。


全検査IQ (FSIQ): 130 (パーセンタイル:97.7) (信頼区間: 125-133)
言語性IQ(VIQ):    137 (パーセンタイル:99.3) (信頼区間: 131-140)
動作性IQ(PIQ):    116 (パーセンタイル:85.7) (信頼区間: 109-121)

言語理解(VC):   126 (パーセンタイル:95.9) (信頼区間: 119-130)
知覚統合(PO):   108 (パーセンタイル:70.3) (信頼区間: 100-114)
作動記憶(WM): 145 (パーセンタイル:99.9) (信頼区間: 135-148)
処理速度(PS):   130 (パーセンタイル:97.7) (信頼区間: 121-134)

といった感じでした。
(仮)で言っていた大まかな値と大体一致しましたね。よかった。

あ、ちなみに下位検査の各得点に関しては得られませんでした。
まーこれらの点に関しても、IQを判別する基準点の計算式さえ把握できれば求められそうな気がするんですけどねー。合計点わかってますし、結局は連立一次方程式の範疇でしょうし。
(ちなみに絵画完成だけ、その値が8点だったことを覚えています。心理士様からのフィードバックを受けた際に外れ値だと思って差し支えないですよ、と言われたのでその点数も印象に残ってます。)

(2020/11/28 追記 ) 頑張っても導出できそうにないです... 最低幾つの値がわかっていればこれは求められるんや...

全体的な印象

・作動記憶が飛び抜けて高い。主な構成要素としては、注意力・集中力と、その名の通り作動記憶(ワーキング・メモリー)にあたる部分みたいです。
確かに、昔から暗算は得意でした。小さい頃とかは、高速道路を走っているときに、車の中から見えるナンバープレートを足し引きして遊んでいた記憶がありますね。

・対して、知覚統合が(相対的に)低い。主な構成要素としては、視覚的細部の感知・処理、抽象的課題の解決力、推理などがこれにあたる部分みたいです。
これは確かに思い当たる節があります。基本的に理数系なんですけど、どうしても幾何学とは仲良くなれなくて。今セメの幾何学の単位もきちんと取り切れるかな...笑

・言語性に分類されているものに対して、動作性に分類されている群指数がやや低い。特に作動記憶(145)と知覚統合(108)の値の差が37あるのは、なかなかに興味深い内容のように思いました。尤も、知覚統合の構成要素の中に、大きく足を引っ張った絵画完成が含まれているので一概には言えませんが。

まとめ

開幕でお伝えした通り、元々の心療内科の受診理由はADHDの診断であったためWAIS-IIIの受験はついで程度だったのですが、自分を知るきっかけとして大いにこの結果や担当の方からのフィードバックが活かせそうなので、結果的には高い金を払う価値があったと感じました。自分の強み、弱みを数字の上で具体的に把握することができ、それらを知った上で自分にとっての最適行動を探ることができるのは今後の生活において非常に有用であると実感しております。
(診断の結果、ADHDとの判定が無事に(?)下されました。また、主訴と異なるため明言はされませんでしたが、群指数の有意差、また所持者方のエピソードを聞く限りASD持ちの可能性も大いにありえると思いました。)
また、FSIQのパーセンタイル値が条件に近いことから、MENSA様への入会も少し興味が湧いてきました。今度社会人になる際に再び何かしらのIQテストを受けてみて、もし入会条件を満たすことができ、IQを証明する書類をお医者様からいただくことができましたら入会しようかと思っています。単純にそのような界隈にものすごく興味があります...!

予想以上に時間が取れず、書き上げるまでに1ヶ月以上かかってしまったため、(一応文章の確認はしましたが)整合性が取れていないが故に読みにくい部分もあるかと存じます。拙文にも関わらず、最後まで読んでいただいた方々に心から御礼申し上げます。🙇‍♂️


メモリーゲーム(?)というのかな。あれも興味ありますね。
今度やってみましょうか...

改めて、ありがとうございました。

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