のぼっく

いろいろとBlue Protocolのスクリーンショットを載せていけたらなと考え中。 …

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いろいろとBlue Protocolのスクリーンショットを載せていけたらなと考え中。 ©2019 Bandai Namco Online Inc. ©2019 Bandai Namco Studios Inc.

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「あの荷物、どこだったっけ?」

 久しぶりの泊りがけの仕事に来たはいいものの、久しぶりすぎて物を置いておく場所を間違ってしまった。いや、わざとじゃなくて割と本気で間違えてて全く見つからないから焦ってるんだけど。間違いなく入れたんだけど・・・本当にどこやったっけ?ごはん抜きはヤなんだけど。

    • 「いえーい。・・・いや、恥ずかしすぎない?」

       こんなポーズ広報以外だと絶対やらないから結構恥ずかしい。いやだってさ、人前でこんな感情出すことないし、絶対もう少しは落ち着いて動いてると思うから普段の私と違いすぎるし、報酬良くなかったら絶対こんなのやってない。  いや、この言い方だと私がお金につられたみたいでヤだな。まあ事実ではあるんだけど。

      • (・・・ちょっとこのイス高くない?)

         あの、え、ちょっと、その・・・あれ?私目立って背が低い方ではないと思うんだけど。そんな私が足届かないって・・・このイス、ちょっと高すぎるんじゃ。  いや、男の人が身長高いのは分かるし、私たち基準で作ったら男の人大変なのは理解してるんだけど、それでもさ。一応私平均よりは上の筈なんだけど。  どことなく落ち着かないな。

        • 「こうやって見ると建物もちょっとだけカラフルかも。」

           アステルリーズは観光客向けには~白と蒼が織りなす~とか、~海と光に染まる~とか言われてるんだけど、こういうところから見てみると意外と色が違うんだよね。屋根は屋根でちょっとずつ色違うし、壁は漆喰の成分の違いか何かでこれまた色が違ってて、思ったよりは統一感が無い感じ。私はそのちょっとした違いが好きなんだけどね。

        「あの荷物、どこだったっけ?」

          「ほい・・・っと、こういうのも案外楽しいかも。」

           さっきまでは結構思い切ったポーズ取らされてたから恥ずかしかったけど、指示が落ち着いてきてからはちょっと楽しくなってきたかも。たぶんここら辺が私がテンションが上がったらとるポーズなんだろうなとは思うし、広報っていう大義名分もあるから他人の目もあんまり気にしなくていいし。最初からこういうのならもっと良かったんだけど。

          「ほい・・・っと、こういうのも案外楽しいかも。」

          「あれ・・・今日は売り切れかな・・・?」

           私が狩りに行くときはいつもこの道から行ってて、この店で軽い食べ物買ってからいくんだけど今日はもう何も残ってないみたい。まあいつも多くてあと5つとかだったし、しかたないとは思うんだけど小腹がすくから正直痛い。ここから橋までに別の店あったっけ。

          「あれ・・・今日は売り切れかな・・・?」

          「次何しようかな。」

           とりあえず最初に思ってたやりたいことはやったし、かといってやらなきゃいけない事はないし、ちょっと暇になったかも。お金に余裕がなかったらどれやろうか悩むところなんだろうけど、最近景気いいからあんまり無縁だし、大人になるってこういう事なのかな。

          「次何しようかな。」

          「見とれてるの?」

           アイツらしくない。私の事をこんなに見てくるのはアイツとしてはあり得ない。一体どうしたんだろ。いつもなら適当に流し目で見てそこからは適当な感じになるのに、今日は全然違う。暑すぎて頭やられたのかな。

          「見とれてるの?」

          「あ、天の川。今日は一段ときれいかも。」

           この時期になると夜空が一段と輝いて見える、気がする。空気が澄んでくるし、星の位置も良くなってくる。普段昼に働く人にはなかなか味わえない絶景を毎日目にして狩りをしてるんだけど、今日は一段ときれいに見える。これが私の日常で私の特権。どう?いいでしょ?

          「あ、天の川。今日は一段ときれいかも。」

          「アホいいなや!」

           いや、ちょっと生まれの方言が出ただけだから。いやホントに。気にしなくていいからね。  え、その手は?これも・・・その、何というか、昔からの癖というか、その・・・まあ仕方ないってことで。

          「アホいいなや!」

          「ここ・・・どこ?」

           私は暇なときは結構アステルリーズ歩いてるから詳しいほうだとは思ってたんだけど・・・本当にここどこ?  こんな路地見たことないんだけど、どうやってここまで来たかも覚えてないから本当に頭の中が???ってなってる。むしろ訳も分からないままここまで来た自分を褒めたい。  んで、どうやって帰ろう。

          「ここ・・・どこ?」

          (広報写真は恥ずかしいけど枚数撮れば結構貰えるしいい写真あれば・・・って言ってたし、いいポーズしないと。)

           私がこういうのやる日が来るとは正直思ってなかった。というより私に声がかかる事すら予想してなかった。絶対もっと愛想いい人いっぱいいるのに何で私に声がかかったんだろう。ま、結構お金貰えるからいいんだけど。最低額でも結構行くし、久しぶりにイマジンを新調しようかな。

          (広報写真は恥ずかしいけど枚数撮れば結構貰えるしいい写真あれば・・・って言ってたし、いいポーズしないと。)

          「あー、昨日は調子のりすぎちゃったかな。」

           昨日は本当に楽しかった。あんなにはしゃいだのはいつ振りか分からないくらいに最近はしゃぐことはなかったし、何せ非日常感がとても心地よかった。心地よかったんだけど・・・  今思うといくらなんでもだよね。あんな人前で広報ってわけでもないのに一人できゃーきゃー言ってたの恥ずかしいにもほどがある気がする。もうちょっと落ち着いて行動しないとアイツになんて言われるか・・・

          「あー、昨日は調子のりすぎちゃったかな。」

          「おかえり、どうだった?」

           彼女はいつもそうだ。私を顎でつかい、自分はのんびりしている。まあ、お互いの実力差を言われれば何一つ反論できないような差はあるが。今回は”何か飲むもの”をご所望らしい。何かという割にはちゃんと選ばなければ明日の懐が危ない。試練はいつでも続いていくのだ。  アイツはいつでも動いてくれるイメージがある。何か頼めばすぐにやってくれるし、ありがたいとは思ってる。でも、食べ物飲み物の類に関してははっきり言ってやばい。味覚がぶっとんでるのを疑うくらいのゲテモノを買ってくること数知れず。

          「おかえり、どうだった?」

          「よし、今日も行こっと。」

           夜が深まって月が高さを増してきた人影がほぼなくなるこの時間帯が私たちの時間。人が少ない分自分たちのペースで進められるし、何より眩しくないのがいい。モンスター達は目が光って見えることも多いから遠くからでも探すのに困らないし、何で皆寝てるんだろって思ってる。まあ、寝ててくれた方が私たちは楽だからいいんだけど。

          「よし、今日も行こっと。」

          「ん、どう?」

           広報用の写真撮られるのさっきまでは緊張っていうか恥ずかしいっていうかみたいな感じだったけど、何か楽しくなってきたかも。普段の自分と違う自分になる感覚が結構面白い気がする。普段の私なら絶対にこんな事しないしね。次は今回より報酬上がってるともっといいけど。

          「ん、どう?」