気骨のある人たち~ケアマネ見聞録~
気骨のある人とは
どんな困難にも負けない強い信念を持つ人の事を言います。
昭和世代(一桁~前半くらい)の人たちにはこの言葉は誉め言葉と受け止められるでしょう。
明治、大正、昭和と、豊かな日本を作るべく励み耐え忍んできた方々はみな、この気骨のある子人々だったのだと思います。
1945年の終戦から今年は78年を迎えます。
多様性の時代、ハラスメントの時代を迎え、気骨のある人、という言い方もほとんど聞かなくなりましたよね。
ところが、いるんですよ
戦争世代は80代中盤から90代超えとなってきています。
日本経済を立て直してきた元祖モーレツ社員の方々は70代後半から80代くらい。
この世代の気合の入った方々は凄いですよ。
多少の事には動じることもなく、自分の信念を貫き通します。
自分がこう、と決めたらこうなのです。
お盆の帰省をされた方々、じいちゃんばあちゃんの家が「暑い」と感じられた方
結構いらっしゃるのではないでしょうか。
いや、見方によっては案外いらっしゃらないのかも。
帰省した子供さん方が、こんなに暑いのにクーラーも入れないなんて信じられない!とクーラーをつけるじゃないですか。
で、どっかに出かけて帰ってきたらまた消えてるでしょ?
これを、高齢化による皮膚感覚の鈍化と捉えますが、それだけじゃアマいですw
「気骨」を忘れてはいけません。
凄い蒸し暑さとセミの音の中、扇風機と薄着でやりすごす・・・いやむしろ、耐え忍んでいるのであります。
クーラーは電気代が高くなる、という意識は恐らくこの先も消えることはないでしょう。
おお、それならば、エアコンつけてタイマーセットしてリモコンを隠してしまおう!
なるほど、良い案です。
だが、そんなもの、彼らの気骨の前では無駄なあがきにしか過ぎんのです。
彼らには万能兵器「杖」があるのです。
それで天井付近にあるコンセントもいとも簡単に抜いてしまうのです!
何という気骨!恐るべき昭和世代!
そうして今日も救急車が街を行き交うのです。
お迎えが救急隊でまだよかったですね。
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