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M-1グランプリ2019再見

昨年末、半年後にはウイルスで大変な世の中になっていることも露知らず、楽しくM-1を見ていたなあ。と、M-1グランプリ2019のDVDを見ながらしみじみ思っている今日この頃です。

DVD自体は6月中に届いていたものの、時間がなくてアナザーストーリー(収録されている特典映像のようなもの)だけ見てから今日まで放置していたので、ようやく見れてまた感動。

まず、敗者復活戦。
個人的に印象に残ったコンビが、東京ホテイソン、ミキ、ラランド、天竺鼠、和牛。
東京ホテイソンが面白すぎた。ツッコミの甲高い声とワードセンス、ボケの話し方、アドリブなのか分からないが(お尻向けてのくだり)ライブ感のある漫才で、とっても好きだった!
ミキは、漫才を色々見てるけど知ってる漫才のなかで一番面白かった。テンポの良いしゃべくり漫才は聞いてて心地良いし笑える。めちゃくちゃ好みでした!
ラランドはここで初知りだったけど衝撃の上手さ。アマチュア!?ってなった。ほんとに。ボケのサーヤが憑依型なのだろうか、メチャうまかった。間合いもすごい好きだった。
天竺鼠は、おそらくラストイヤー。最初の場所取っとくくだりは爆笑をかっさらってたな~。ザ・川原劇場って感じで、己の道を突き進むところが最高でした!
和牛はやっぱすごいわ。つかみからテーマの入り方とか、ちゃんと動きにも後に繋がる意味があったりとか。思わず笑わされるってこういうことかって見るたび思ってる気がする。貫禄ありありの漫才でした!

そして決勝。
M-1史に残るハイレベルな戦いだった。
耳に残る歌ネタでトップバッターながらあそこまで会場を温めた、ニューヨーク。
さすがの安定感で高得点を叩き出し、松本人志に圧巻と言わせた、ラストイヤーかまいたち。
敗者復活でまたも決勝に駒を進めたうえ、また新たな和牛漫才の形も見せ、もはや大御所の貫禄さえ感じた常連、和牛。
伝統芸能×漫才という新たなジャンルで観客を巻き込み沸かせた、すゑひろがりず。
ボケ伊織とツッコミ青空のバランスが絶妙、若手のホープとして十分インパクトを残した、からし蓮根。
2大会連続出場、例えのセンスと掛け合いで審査員を唸らせた、見取り図。
絶妙なあるないラインを攻めた究極の行ったり来たり漫才で会場を爆発させた、ミルクボーイ。
伊藤の緩急のあるツッコミを生かしたしっとり系漫才でしっかり笑いを取った、オズワルド。
たぶっちゃんの緊張が画面の前からでも見てとれたものの、最後まで漫才をやり通した(ネタを飛ばしていたらしいすごい)、インディアンス。
苦節何年か分からないがようやく生み出した肯定派漫才、シュウペイのポンコツボケもあいまって和牛を破った、ぺこぱ。

全組を心の底から讃えたい。
かっこ良すぎました。漫才師が真剣に漫才に向き合うもっとも大きな大会、M-1グランプリ。夢があり、その夢を手にするのは1組。こんな熱い大会を生んでくれた島田紳助に感謝。そして復活してくれてありがとう。

アナザーストーリーも泣ける。
1位になって人生が変わるのはたしかにそうだけど、決勝に出ることで人生がガラッと変わったコンビ(ぺこぱとかすゑひろがりずとか)もいて、M-1ドリームってすごいなあと感じた。
ラストイヤーで準優勝のかまいたち、同期で準優勝を何度も経験している和牛、この2組がお互いを讃えあってるシーンは、もう、、感動しました。ありがとうございます、という感じでした。

全然関係ないけど、この前ABCお笑いグランプリが放送されてて、そこに2019の決勝組からからし蓮根とオズワルドが出ていた。大阪の賞レースを通して着実に力を付けてきてるんだなあと感じて益々今後が楽しみになった、特にオズワルド(この大会で準優勝してたはず)。


今年のM-1もいよいよ始まりました~。
コロナの影響がどこまでかかるのか分からないけれど、無観客になったら嫌だな~とか色々考えちゃってます。が、漫才師の方々が思いっきり力を出せるよう、万全の対策を取りつつ準備を頑張って欲しいと思います!

もう待ちどおしい。この年末のお祭りを楽しみに私も頑張ろう。

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