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フォトグラムにチャレンジしてみた

2019年の中之条ビエンナーレで青写真の作品を見た。(実際は2017年も鑑賞しているんだけども)

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浅見 俊哉「現在の青図 -中之条2019- 」

中之条での思い出のアレコレが記録されている青い写真たち。これはフォトグラム(とか、日光写真とか、サイアノタイプ)と言われる手法で制作されたものだ。

実際、会期中にフォトグラムの体験イベントとかも実施されていたのだが、絶妙にタイミングが合わず参加することが出来なかった。面白そうだからやってみたかったのにな~。

ネットで調べてみたら、サイアノタイプ感光紙、海外の製品がひっかかった。入手することはさほど難易度高くなさそう。でもレビューをみると紙が薄いので扱いがちょっと難易度高いっぽい・・・とか思ったそんな折、制作されている浅見さんがお手製の感光紙を頒布していることを知ったので発注してみた。

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厚口の高級水彩画用紙を使用した感光紙。撮影した後、現像作業として感光紙を水洗いするんだけど、しっかりとした紙で心強い。

実は早々にお送り頂いていたのだが、私が撮影してみようと思うタイミングに限って天気が悪かったり、他の予定が入ってしまったりで、なかなかチャレンジできずにいた。
感光紙の説明書きには早めに使用するように書いてあるのにこのままじゃ年を越してしまう!と思ったある日曜(今日なんだけどw)、外の天気が大変よろしかったので、ようしやるぞ!と感光紙持って近所の公園へ。

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身近なアイテムとか乗せて映し取ろうかとか思ったのだが、今の季節は公園に素材がいっぱいあるじゃない、と落ち葉を拾って置いてみるなど。

特殊な薬剤を塗っている感光紙は、日光に晒すことで化学変化を起こし変色する。この時期の日光の強さはあまり強くない。1時間位置いてみることにした。

・・・が、配置したあたりから雲行きがどんどん怪しくなり。。。あんまり影になってない??加えて、送って頂いてから時間が経ちすぎていたのもあったのか、あんまり影が写し取れてなかったorz

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薄いなぁ。。。やばいぃぃ、、、と思いつつ、でもまぁやってみますか現像を!ってことで水の中にざぶーん。

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お?ちょっと濃くなった?とか思っている内に、みるみる全体が青く変化していって、見ているだけでも面白い。薬剤が水に溶け出て黄色くなるのを取り替えながらじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ・・・

で、乾かした結果がこちらですw

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木の枝とか置いてたのがあんま残らなかったなぁ、、、2時間ぐらい置いておくべきだったかなぁ。。。

とか思いつつ、他の感光紙もじゃぶじゃぶ。全体としては写し取り大失敗な成果(全面真っ青なものも一枚w)となってしまったものの、部分的に奇跡的に写し取れてるところもあって。

気に入ったのはこちら。

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途中、風の影響受けて動いちゃったんでしょうね、階層ができてる葉っぱの影。落ち葉だったので浮き上がってしまっていた部分がぼやぁとなってるのも綺麗~。

せっかくのチャレンジ結果、気に入った部分を切り取ってフレームに収めてみるなどしてみた。

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フレームにいれると、まぁそれなりにw

日光写真の撮影と現像について、一通りの手順は把握できたので、日差しが強くなる時期に改めてリベンジしてみようと思いますっ。

フォトグラムについては、浅見さんがnoteに記事置いてらっしゃるので、興味を持たれた方はぜひご覧ください。


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