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ウンコがついてても大丈夫!

「適当さも不潔も進化には必要。生きてるってことは成功や」
        ダチョウ博士の京都府立大学学長 塚本康浩 

ダチョウの脳は目や生殖器より小さく、群れやつがいの存在も忘れ、ウンコはつけっぱなしらしい。そんなアホなダチョウが今まで生き延びたのは免疫力が高いから。それを突き止めたのが獣医師のダチョウ博士。免疫の源の抗体を卵から取り出し、コロナ対応の抗体マスクも作った。

「適当さ」は関西弁で「エエ加減」というが、何事も効率優先、何が何でも白黒をはっきりさせないと不安だという風潮が強くて息詰まり感がある昨今の社会に必要な言葉である。
 
文明や科学がいくら進んでも、世の中は白黒つけられないことがたくさんある。
それをいちいち論理や効率や生産性の側面だけで考えることに無理がある。
車のハンドルでもアソビという動きの緩衝部分があるからこそ滑らかに運転でる。
白黒をはっきりさせず「適当さ」「エエ加減」というアソビの部分を残しておくことで、お互い機嫌良く生きられるのが人間社会。

「適当さ」のない生き方は論理的に矛盾はなくても生理的(生き物的)矛盾から行き詰まる。それは個人でも人類文明でも同じこと。
 
       お尻に少しくらいウンコがついてても大丈夫!
       コロナウィルスがゼロにならなくても大丈夫!

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