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『情報を活用して、思考と行動を進化させる』出版に至る流れと執筆の諸々

4月23日に、下記の書籍をクロス・メディアパブリッシングさんから発売させて頂きました。

(「はじめ」部分をここで読めます)

きっかけ

2020年7月にビザスクさんにお声がけ頂き新規事業×情報収集でセミナーをさせて頂いたことがきっかけです。申し込みが1千人超、当日の参加者も700名を超え、事後アンケートの満足度も相当に高かったので、「こんな私のお話でも誰かのためになれるんやなぁ」と思ったことが一つのきっかけです。内容は↓です。

また一方で、自分自身が情報というもの、また考えるということそのものについてあまり理解できていないのではとも思い始め、「書くことで自分なりに思考を深めたい」と思ったことも、大きなきっかけになりました。

出版のために何から始めたのか

まずは出版についていろいろググり「自費出版と企画出版(商業出版)があるんだなー」とか「○○という出版社があるんだなー」のようなふわっとした理解から始めました。同時に、この分野で既にどんな本が出ているかも、Amazonや楽天ブックスさんなんかを眺めながら確認していました。

自費出版ではなく企画出版でいきたいな、と考えてから行ったのが、出版企画書の作成です。つまり「私こんな本を出したいんですが、出版社さん、いかがでしょうか?」という提案をするためのものです。

実際に書いた企画書を、思い切って、↓にはっておきます。最終的に出版したものと相当違うんですよね..

クロスメディアパブリッシング社向け_書籍企画書_公開用_ページ_1

クロスメディアパブリッシング社向け_書籍企画書_公開用_ページ_2

クロスメディアパブリッシング社向け_書籍企画書_公開用_ページ_3

クロスメディアパブリッシング社向け_書籍企画書_公開用_ページ_4

クロスメディアパブリッシング社向け_書籍企画書_公開用_ページ_5

クロスメディアパブリッシング社向け_書籍企画書_公開用_ページ_6

上の企画書をクロスメディア・パブリッシングさんのお問い合わせフォーム経由でお届けして、何度かミーティングをさせて頂き、企画出版・商業出版が決まりました。

その議論の中で、どこを生かし、どこを削り、どんなスケジュールでやっていくのかを大まかに相談しました。

どんな風に書いていったのか

執筆は、2020年10月から、Googleドキュメントで行ってきました。目標が15万字(400字詰め原稿用紙で375枚)だったので、1日2千字、毎日2千字、と思ってTodoistにタスクを入れ込み、執筆していました。

人によって頭が動かしやすいライティング環境(手書きがいいとか、このエディターがいいとか)があると思うんですが、私は比較的こだわりが薄い方なのですが、
・見出しの構造がわかりやすい方がいい
・引用/注釈の管理がしやすい方がいい
・文字量の計算がしやすい方がいい
・事後的に振り返るときにコメントなどができるほうがいい
・どの環境/端末からでも執筆が出来る方がいい
の要素を踏まえ、Googleさんのお世話になることにしました。

執筆量の管理には、以下を参考にさせて頂き、Google Spreadsheetとメールで自分にプレッシャーをかけていくスタイルで。

Googleドキュメントによる自動執筆量記録・報告システム

↑を使うと、毎日勝手にGoogle Docs上の文字数をカウントして、スプシに記入していってくれます。さて、その記録が下記です。

執筆文字数の推移

この時期全般、本業の企業支援ワークを行っているので、執筆時間は主に早朝や夜の時間を使っていました。年末年始は1週間ほど自宅近くのホテルに籠もってPCと向き合っていました。

そんなこんなで、1月末には目標を上回る20万字弱で、私から出版社さんに最初の原稿をお渡ししました。

発売までに起きたこと

出版社さんにお渡ししてから、いろんな風に↑のテキストを調理して頂きます。

対私で、
・書籍のフォーマットに落とし込んで頂く(縦書き、ページ割りなどなど)
・誤字/脱字の校正
・内容の編集
・引用等の確認、訂正...
などなどをやって頂きつつ、印刷所などとのやりとりや、販売・マーケ周りのアクションもとっていただきました。

大変ありがたいことです。。

これから

まだ書籍販売前ですが、出版社さんのために、たくさん売れる本にしたいなぁと思っています。企画出版のため、リスクを取っているのは私ではなく出版社さんで、↑のような丁寧な活動をしてくださっているなか、私として出来る収益貢献はどんどんしていきたいな、と思っています。

(印税いいな!とのコメントをたまに頂くのですが、儲けることだけを考えるなら絶対やめておいた方がいいぞ...と思いながら苦笑いを返しています。青い鳥はいない)

また、せっかく1週目を回せたので、ぜひ2冊目にもトライしたいなと思っています。

補記:書籍を出すプロセスの中で自分に起きたこと

上の企画書と、実際の書籍の目次を見比べてみて頂くと分かるんですが、全然違うんですよね。書けば書くほど、自分自身の考え方が発展していって、広がっていって、目次ごと入れ替えて、さっき書いたものを見直して、のようになってきます。

これまで「書くことは考えること」と各所で行ってきましたが、その感覚が、自分自身の中にやっと根付いた気がします。

この本を書いたことで、自分なりの情報との向き合い方に一本筋が通った気がします。


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