見出し画像

ジュク日記[006]

ここ何年か近隣では8月下旬には中学校が始まるようになっていたのですが、今年から小学校も早めに始まるそうです。
自分の時にはあった出校日がない分、新学期が早く始まってると思えば日数的には変わらないのですが、本人たちの気分的にはどうなんでしょうね。
早く行きたい子、そうじゃない子、いろいろいますもんね。

今回は、ハッシュタグを初めて付けてみようと思います。
実はいつか書こうと思っていた内容でした。
だから書いては消し、書いては消し。
書いていいものか、書くべきじゃないかもしれない。
でも、やっぱり伝えたい。


夏休みが終わる。
学校に行かなくてはいけない。

私は塾講師なので学校の宿題のこともいろいろ見聞きしますが、行きたくない理由は勉強ばかりではないですよね。
そのお話をしようかと思います。

自分の話を少しすると…
幼稚園からずっと人間関係にキツイ思い出があります。
中学時代が一番しんどく、行かなくてよかったら行かなかったと思います。

個別指導塾に来る子たちの中には、「集団塾の勉強方法についていけない」ではなく、「集団塾というものがツライ」子もけっこういます。
学校不登校気味の子、保健室登校の子、行ってはいるけどなんとか行っている子…
それに、成績はいいけど、集団の中が苦手な子。

そんな子達を見ていて、自分のことを考えてはみるのですが、あんまり思い出せません。
さっき、「行かなくてよかったら行かなかった」と書きましたが、なんで無理に行ってたんだろう。
時代もあったのかなぁ、とも思うのですが、友達に不登校の子もいました。
私もそうしようと思えばできたはず。
でも、学校には行っていた。
なんでだっけなぁ。

「逃げる勇気」という言葉を聞くようになったのは、大人になってからでした。逃げる選択肢。
盲点だった。

今ギリギリ踏みとどまっている子たち、
死ぬしかないと思う前に、まず休もう。
休むと次に行くのがキツイ、ツライ。
でも、もしかしたらエネルギーを充電できるかもしれない。

でももしももしも、それでもどうしても行けなかったら、行く場所を変えよう。
保健室でもいい。
部活だけでもいい。
学校以外の施設でもいい。
ステップルームとかフリースクールとか、いろいろあるらしいよ。
転校できるなら転校もいいのかもしれない。

もし金銭的に許されるのであれば、塾においで。

すごく田舎だったり島だったりするといろいろ厳しいかもしれない。
親御さんの理解がないかもしれない。
そもそも、親御さんに言えないのかもしれない。
でも、何か一つでいい、居場所が見つかれば、生きていける。

レールを外れたら、将来が不安ですよね。
出席日数、内申点、先生からの印象…
確かに受験にひびくかもしれません。
悩みながら頑張ることも、とても大切です。

だからこれは、あくまでギリギリの子たち向けのメッセージです。
もうすでに一通り頑張って、もうどうしようもなくて、居場所さえ見つかれば生きていける子たちへ。

#8月31日の夜に

ご覧いただきどうもありがとうございます。 お気持ちをいただけるとすごくうれしいです。