通知表って何でしたっけ?
ご無沙汰しております。ひさしぶりに書き始めます。どうしても書いておきたい内容なので、まずは知ってもらえると嬉しいです。
通知表について
「通知表」ってご存知ですか?
多くの方が、手にしたことがるんじゃないでしょうか。例のアレです。
漫画などで、学期の終わりにもらって「ガーン!」ってなったりするアレ。
通知表の定義
どんな定義になっているかといいますと、
なんですね。
指導要録というものは別にあって、こちらは法的な根拠がある書類です。
こちらは、記載する必要があって、年度末の大切な書類として作成しております。
話を戻しましょう。通知表に。
法的根拠のない書類
法的な根拠はない書類なんです。
作成の主体は校長先生、様式や内容もすべて校長先生の裁量
「保護者に対して子どもの学習指導の状況を連絡し、家庭の理解や協力を求める目的で作成。法的な根拠はなし」とされており、
「文部科学省の関与なし」と定められています。
なんですね。
こうした所見に時間がかかってしまうものについて、忙しい先生のお仕事としてふくむ必要があるのかと。
サービスとしてあったほうがいいことは、理解できる部分もあります。なので、「一方的になくしたらいいんだー」といいたいわけではないんです。
しかし、「なくてもいいのかもしれない。」と思考の中に入れることは必要なのではないでしょうか。
他にできることはないのだろうか?
他にできることはないのでしょうか。
学校・先生方も、通知表を通じて何を伝えたかったのでしょうか。
保護者の方も、通知表を通じて知りたいことは何なのでしょうか。
そして、その「伝えたい・知りたい」の優先順位はどれぐらいですか?
と、今一度、問い直してもいいんじゃないかなと感じているんです。
通知表があると
通知表があることで、目に見える形で通知されてしまいます。
本来は、「保護者に対して子どもの学習指導の状況を連絡し、家庭の理解や協力を求める目的で作成」なんですよね。
保護者の方は、通知表をどのように見ていますか?
できてないことにたいして、落胆したり、ガミガミしたりしていませんか?
一つの学期の成績に一喜一憂し、子どもたちを評価していませんか?
学校の先生方は、学期ごとに成績をつける意味を見失っていませんか?
保護者に対して子どもの学習指導の状況を連絡し、家庭の理解や協力を求める目的で作成している通知表です。
そのために成績をつけているのであれば、それは途中経過なだけですよね。学年の終わりに、目的に到達できているのかが大切なのではないでしょうか。
1学期の成績はよく、2・3学期の成績は芳しくない、でも評価はいいとか
1・2学期の成績はかんばしくなかったが、3学期に取り戻した、でも、評価はわるい
これって、何を基準にしているんでしたっけ?
通知表で、見えなくなっているものはないでしょうか
この通知表は、法的な根拠はないものなんです。
ボクたちは子どもたちに何を残したいんでしたっけ。
それを、あらためて考え直してもいい時期なんじゃないだろうかと。
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