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機械におすすめされる人

アルゴリズムによって、X(Twitter)にしろYOUTUBEにしろ、おすすめのpost(tweet)や動画がいくつも瞬時に表示される。それにいちいち反応して踊らされている人がなんと多いことか いや、機械によって、興味関心を持つだろうというものが炙り出されているのであるから、引っかかるのも無理はないかもしれない。

感情を持たない機械が人間の心理に干渉してくるようで面白いが、その機械を設計しているのは例えばGoogleのやり手エンジニアだったりイーロンマスクの手先だったりで、やっぱり人である。どういった事象で感情を揺さぶるのか、計算しつくされている。

ぼくは今年で41歳になるが、子どもの頃はスマフォやパソコンがそこまで発達しておらず、勉強も広辞苑や辞書を使ってした。それらは、目的の語句もさることながら、目的語句の周辺の知識もランダムに仕入れることができる、優れた勉強のツールだったと思っている。


広辞苑を「読む」だけで楽しかった おまけとして学力も身に付いた

機械に操られることを一概に悪だとは思わないが、世の中の仕組みがこうなってああなって、というのを知って、人間として賢くあるべきだと思う。まぁ機械にはかなわないし、「AIの台頭で人間がいらないと感じるのは悪いことなのか」というコラムを書いたぼくが主張するのもおかしいかもしれないが、アナログとデジタルの双方の剣があればより良いと思っている。

インターネットが世の中に広がっていくのを目の当たりにして、様々なことが可能になると想像を膨らまして楽しかったが、功利一辺倒になってきているような気がするのも、なんだかなぁと思う次第だ。

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