井上 乃美

二児の母 | 本が好き | アートが好き | 音楽が好き

井上 乃美

二児の母 | 本が好き | アートが好き | 音楽が好き

マガジン

  • 大切にしたいnote

    もう一度読みたい、もう一度読むであろうnote。

  • 子どもの観察

    子どもとの、何気ない日常からの発見。

  • はたらき方・いき方の観察

    仕事を通して考えたこと。 働き方について考えたこと。

  • 読書の観察

    読書を通して感じたこと。 読みたくなった本など。

  • machimin縁側通信

    machiminでの活動のキロク。 学んだこと、感じたこと。

最近の記事

  • 固定された記事

「がんばって」できるより、「たのしんで」できるを選ぶ

子どもの遊び道具を選ぶとき、何を基準にして決めているだろう。 自分で考える力が育つもの。 多岐にわたって学びや気づきがあるもの。 簡単にできるものより、少しだけ難しいものにも挑戦できた方が良いのかななど。 子どもが扱う遊び道具を選ぶとき、気付かぬ間に大人目線になってしまう。 気付けば沢山の大人の希望が詰め込まれた物を選びがちである。 大人目線で選んでしまった物は、子どもにはフィットしない。 今の子どもには、何ができて何が必要かを見極めきれずに選んだ物は活躍の出番

    • 今日の読書: 「奴隷なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働」ルトガー・ブレグマン 小さな希望と想像がもたらす効用

      楽しく過ごせることが幸せなように思うが、決して楽しさだけでは生きた心地がしない。 「こうなっていきたい」「このように挑戦してみたい」など自発的な行動へ向かう希望を持ち動き続けている状態こそに幸福感を感じるものである。 1日のうち小さな希望でも見つけて、想像し、そこへ向けて動き続けたいものである。

      • 今日の読書: 「物語思考」けんすう 判断と決断の違いについて

        判断と決断について、言葉の意味はわかっているようで、行動を伴う概念としては理解しきれていないことも多い。 決断をしなければいけないタイミングで判断しようとしていると、行動に移すタイミングを逃してしまい、結果的に決断も判断もできていないという結果になる。 仕事においても意思決定をしなければならないタイミングはいくつもあるが、悩んでしまう内容ほど要素分解して、判断すべき内容なのか決断すべき内容なのかを理解した上で決めていくことが重要になる。

        • 今日の読者: 「ゆっくり、いそげ」影山知明 「小さな自由」よりも必要な他者とは

          一人で決められることは気楽である。 気楽さの中には他者の責任は伴わないことから、負債感が少ないからである。 一方で一人という自由の中には、自己責任が内包される。そして、何か一人で成し遂げられない壁に当たったときに、自由であったはずの時間に不自由さが生まれてくる。 人は一人では生きていけない。他者、それも自分の「存在そのもの」を受け止めてくれる他者は、小さな自由以上の価値を与えてくれる存在である。

        • 固定された記事

        「がんばって」できるより、「たのしんで」できるを選ぶ

        • 今日の読書: 「奴隷なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働」ルトガー・ブレグマン 小さな希望と想像がもたらす効用

        • 今日の読書: 「物語思考」けんすう 判断と決断の違いについて

        • 今日の読者: 「ゆっくり、いそげ」影山知明 「小さな自由」よりも必要な他者とは

        マガジン

        • 大切にしたいnote
          158本
        • 子どもの観察
          90本
        • はたらき方・いき方の観察
          55本
        • 読書の観察
          35本
        • machimin縁側通信
          9本
        • 暮らしの観察
          72本

        記事

          今日の読書: 「自分をいかして生きる」西村佳哲 自分の望みの在り処を示すもの

          望ましくないありさまにも価値がある。 そう思うと日々生まれてくる悩みも尊いものだと思える。 悩んでいる最中は「ありたい自分」と「そうでない現実」のギャップの苦しみで頭が一杯だが、冷静に悩みを分析し始めると、自分の望みは何か、それは何故かを紐解いていくことが出来る。 紐解いていくことで、埋めるべきギャップではなかったことに気づいて悩みが解消されたり、ギャップが生まれた原因に対する具体的なアクションを考えることができることで、自分を知る機会を与えてくれる時間にもなる。

          今日の読書: 「自分をいかして生きる」西村佳哲 自分の望みの在り処を示すもの

          今日の読書: 「悪人正機」吉本隆明 聞き手・糸井重里 意外性のある自分だけの領域を知る

          自分の領域を知る。簡単なようで難しい。 人に見られることを意識するとよく見せようとしてしまう。できること以上の見せ方をして、高級な印象を出したくなってしまう。 そうではなく、意外性がある自分だけの領域を見つけることが大切なのかもしれない。 自分の領域を知るには、やはり他者の存在が欠かせない。他者の反応を見たり、また自分の内側を振り返ってみたり、「ウチ・ソト」の行き来を繰り返すことで、自分の領域を知っていくことができるのだろう。

          今日の読書: 「悪人正機」吉本隆明 聞き手・糸井重里 意外性のある自分だけの領域を知る

          今日の読書: 「面白いとは何か?面白く生きるには?」森博嗣 「面白さ」を作り出す難易度と達成感とは

          苦しい状態が続くと「面白さ」が無くなる。一方でまったく苦しみがなくなったとしたら、それもまた「面白さ」が無くなる。 「面白さ」とは不思議なもので、少しの難しさと達成を感じられる適度なバランスが必要なようである。 着実に登り続けられる「面白さ」を感じられる山を登りたいものである。

          今日の読書: 「面白いとは何か?面白く生きるには?」森博嗣 「面白さ」を作り出す難易度と達成感とは

          今日の読書:「最低で最高の本屋」 違いを受け入れ、活きる場所を見つける

          違いを受け入れ、活きる場所を見つける 人は凸凹しているということの前提に気づくと、とても生きやすくなる。 周りとの違いに成長するごとに違和感を覚え、違いがあることが当たり前と気づくまでに右往左往する期間がある。 そして自分の凸凹を客観的に捉えることができるようになり、違いがあるからこそ光るものは何かを考え、光るものが活きる場所は何かを考え続けることが、いきいきと生きていく秘訣になるように思う。

          今日の読書:「最低で最高の本屋」 違いを受け入れ、活きる場所を見つける

          今日の読書: 「シン・ニホン」手触り感を持って、自分だけの道を作る

          手触り感を持って、自分だけの道を作る コモディティ化した道を選ばない。誰しもが選ぶ道でない道を選ぶことは勇気が要る。前例がないこと、先が見通せないことは不透明で濃い霧の中を進んでいくようなものだ。 濃い霧の中をもがいたからこそ、視界が晴れたときに、自分だけの道がひらけてくるのである。自分の道にこそ、自分が生きた証となる手触り感を感じられるのである。

          今日の読書: 「シン・ニホン」手触り感を持って、自分だけの道を作る

          今日の読書:「哲学はこう使う」わかりやすさに逃げないという哲学

          わかりやすさに逃げないという哲学人はわかりやすい物に安心する。見ている対象が何かわからないということは、不安である。その対象は「自分を傷つけるのではないか」、「自分で対応できるものなのか」様々な不確定要素と向き合うことは不安定であり、そこから逃れるために分かりやすい答えに辿り着こうとしてしまう。分からないということを肯定し、新たな「わかる」に近づいていくことが、自分にとっての本質を理解する一歩につながるのかもしれない。

          今日の読書:「哲学はこう使う」わかりやすさに逃げないという哲学

          machimin・まちの縁側保健室通信vol.1

          machimin・まちの縁側保健室とはmachimin・まちの縁側保健室は、手塚さんの以下の想いから始まりました。 _______________________ ローカル線・流鉄流山駅前ガレージを縁側のようにした「コミュニティスペース兼観光案内所machimin」には、約5年間に老若男女いろんな方々がそれぞれの目的で来てくださり、様々なお話をしてきました。 天気の話にはじまり、観光、趣味、悩み、チャレンジしたいことなど話題は驚くほどに幅広いです。繰り返し来てくださる方が増

          machimin・まちの縁側保健室通信vol.1

          「段取り」について考える

          最近はよく「段取り」について考える。 理由は日常の中で「段取り」について考えることが苦手だからである。 欲しい物があったとき、行きたい場所があったとき。 そこへ向かうイメージを持つことはある。 しかしそこへ向けての具体的な段取りについて考えることを驚くほどにしてこなかった。 なんとなく向かう、直感で進む。うまくいかなくなる。 なんとなく進んだのでうまくいかなくなる理由がわからなくなる。 の繰り返しで「論理」が欠けている。 結局「段取り」が悪いのだけど、自分が悪いというロジッ

          「段取り」について考える

          青海エイミーさんの新作、ほんわた届きました✨読むのが楽しみ…

          青海エイミーさんの新作、ほんわた届きました✨読むのが楽しみ…

          machimin縁側通信・まちの縁側保健室ってなんだろう?

          「まちの縁側保健室ってなんだろう?」 machiminで始まった「まちの縁側保健室」 私の中ではまだ形がつかめていないものの、「相談」という起点では集まれなかった人達が様々なキッカケで自分の想いを話す機会を得る場なのかなと捉えていました。 何かに悩んだ時、気軽に相談できる相手がいなかったり、大変なことが日常になってしまったりしていると、悩みをテーマに集まる機会を持てずに悩みが長期化するように感じます。 まちの縁側保健室企画として開催された認知症のご家族の「流山本町まち

          machimin縁側通信・まちの縁側保健室ってなんだろう?

          小2長男、お店屋さんで経済を学ぶ

          長男は小2・まだお小遣い制は導入しておらず、「お金がどうやって生まれるのか」の仕組みから知ってほしいなと思っていた今日この頃。 中々機会を見つけられずにいましたが、公園でのプレーパーク主催の子ども達のお店屋さんに参加させてもらうことに。 4歳頃からLEGOでコマを作り永遠と回す。LEGO以外でも回せそうな物を見つけては回しまくってた長男。 1年ほど前にオンラインで子ども向けにLEGOのコマをワークショップ形式で教える機会を作りたいと思いレシピまで用意したものの、眠ってい

          小2長男、お店屋さんで経済を学ぶ

          machimin縁側通信・ツアー企画編③成長という価値から生まれるもの

          2023年縁側の夏休み。 machiminで企画したツアーについてふり返ります。 これまでのツアーの企画については以下の記事にまとめています。 みりんについて学んでみたい! 流山といえば「白みりん発祥の地」ということは、machiminに来てから初めて知った歴史の一つでした。 初めて聞いたときは「野田の醤油は知ってるけど、流山の白みりん?」という印象でした。流山史跡ガイドさんのツアーに参加したり、流山市立博物館に足を運んだりする中で、流山と白みりんは切っても切り離せない背

          machimin縁側通信・ツアー企画編③成長という価値から生まれるもの