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小学校読み聞かせボランティアで読んだ本 備忘録(随時更新)

長男が小学校に入学するとともに、読み聞かせボランティアに参加しました。
月に1回、1冊本を選び、朝教室で読み聞かせをする。1年生でボランティアに手を上げたのは私一人(!)だったので、なんと9月から毎月通うことになりました。
初回の読み聞かせ以来、長男の同級生は私を見かけるたびに
「あ、長男くんのママだ…!」「読んでくれてありがとう!」「この間の本、面白かったから図書館で借りたよ!」
などなど、大きな声で声をかけてくれる。なんだか軽くヒーローになった気分になれます。

このnoteはその備忘。
もしこれから読み聞かせボランティアをする方がいたら、ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいですし、逆におすすめの本があったらぜひ教えてください…!一緒にヒーローになりましょう!

1年生

9月「おすし屋さんにいらっしゃい~生きものが食べものになるまで~」おかだ だいすけ (著), 遠藤 宏 (写真)

現役お寿司職人のおかだだいすけさんの、写真が美しい絵本。おかだだいすけさんは、文京区で寿司屋を構えながら、出す食材も実際に自分で捕ったり道具も作ったりとアクティブな方。幼稚園や小学校などで出前授業を行い、「まるごとの魚を直接観察し、さばいて料理になるまでをつぶさに見せる」活動を行っています(ブログ参照)。
その活動を、大きく写した写真で垣間見れるこの絵本は、生き物の命を日々頂いているという現実を、決してお説教臭くなく、好奇心いっぱいな子どもの目線で伝えてくれます。私も子どもも大好きな本。

ただ、写真ばかりに見えてあちこちに文字があり、15分という短時間で読み聞かせるには向かなかったことは反省。。
本当はこの本ではなく別の本を読む予定だったのですが、当日朝に長男がこれがいい…!と熱烈リクエストをくれたため急遽切り替えたのでした。何も知らない初回ならではのチャレンジ、「面白かったから図書館で借りたよ!」など、子どもたちからの反響も大きかったので、結果良かった。

10月「おばけのバーバパパ」アネット・チゾン, タラス・テイラー (著), 山下明夫 (翻訳)

図書館司書さんにおすすめいただいた、世界的に有名な「バーバパパ」シリーズのはじめの1冊。バーバパパがどうやって生まれてきたのか、どうやって人間たちと仲良くなったのかを描いています。バーバパパが最初の家にもどってくるところでは、ほろっとしてしまう。
子どもたちも、キャラクターは知っているがこの本は読んでない子も多く、楽しんでもらえました。
かくいう私も、子どもの頃からバーバパパシリーズは読んでいたものの、この本は未読でしたので、私自身がとても楽しかった本です。そういう意味で大人にもおすすめします。

11月

長男病欠のためおやすみ

12月「ねえ、どれがいい?」ジョン バーニンガム (著), まつかわ まゆみ (翻訳)

こちらも司書さんにおすすめいただいた本。「どれがいい?」と、どれを選んでも「いやだー!」という選択肢を提示してきます。
「えーーーー!」「きゃー!」「私はこっち!」「ぼくはこっち」「どっちもやだーー!」など、朝からめちゃくちゃ盛り上がります。しかもそんなに長くないの。家でも大人気の一冊。


1月「100円たんけん」中川 ひろたか (著), 岡本 よしろう (イラスト)

「1月はお年玉をもらっているだろうから…」お金についての本にしようと思い、家にあったこちらを選びました。
日本ではじめての男性保育士である、中川ひろたかさんの絵本。自身の体験から書いたというこの本は、商店街のいろんなお店で、「100円分ください!」と言っていろんな商品と交換してもらう。パンの100円分、野菜の100円分、お寿司の100円分…お金の価値って不思議だな、面白いな、という入口にぴったりだなあと思う1冊。

これは本の話ではないのですが、長男が一緒に読んでくれ、ほとんど文字を読まず暗記しているのがすごい…!とお友達に褒めてもらい、嬉しそうだったのが印象的深かった。

2月

長男病欠のためおやすみ

3月「タンタンタンゴはパパふたり」ジャスティン・リチャードソン , ピーター・パーネル (著), ヘンリー・コール (イラスト), 尾辻 かな子 , 前田 和男 (翻訳)

1年生最後の絵本はこちら。とても仲良しのオス同士のペンギン、ロイとシロが、協力して卵を温め、タンゴが生まれ、仲良のよい家族になるまでを描いた絵本。実話です。
この本を知ったのは、ベストセラーにもなったブレイディみかこさんのエッセイ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の中。イギリスの保育園でも人気の絵本だそうです。
多様性を、まだまだまっすぐ受け入れてもらえる年齢で読みたかったのと、ちょうど国語の教科書で動物の赤ちゃんについて調べていたそうなのでちょうどよかった。

感想では「タンゴがかわいかった」「パパがふたりいるのは、どうぶつでもにんげんでもはじめてだったのでおどろいた」「たまごをあげた人はやさしいね」といった声が。違いを認め、その違いがあるままで幸せになることを、互いに応援したり喜んだりできる感性が嬉しかった。

読み聞かせは、よい時間。次は何を読もうかな。

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