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大谷翔平選手のグローブは、未来をひらく

年が明けてまだ10日。震災や事故は過ぎ去ったものではなく今もそこにあることを感じ、1日でも早く日常が戻ることを祈っています。

冬休みが終わった我が家では、帰宅するなり小学生が目を輝かせて言いました。

「今日、大谷翔平のグローブを着けたよ!」

石川県の小学校にも届いていたことをニュースで知り、子どもたちにとって少しでも希望になっていればと思います。

私が注目したのは、「たくさん練習して大谷選手のようになりたい」と話す野球少年はもちろん、一度も野球をしたことがない子たちです。初めて野球をリアルに感じた瞬間として一生記憶に残るかもしれません。

スポーツをする人からは笑われそうですが、私は大人になるまでグローブを左手に着ける(右利きの場合)ことすら知りませんでした。

同じことはメディアにも言えそうです。毎日Business Insider Japanの記事をチェックしてくれる人は私たちの大切な読者です。一方で記事を読む習慣がない人にも、テキストであれ動画であれ、知ることで世の中は面白くなる、と思ってほしい。

Business Insider Japanの「Insider」には、大所高所から伝えるのではなく「寄り添う目線で伝える」という意味が込められています。

私たちはグローブは配れませんが、一人でも多くの人に知ることは面白い、と思ってもらえますように。

(心の声として、「ニュース読もうよ」)

(2023.1.11)

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