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在宅小学生、安否確認。

前回の更新から間が空いてしまいました。
その間に在宅小学生Qちゃんは2年生の勉強をほとんど終えて
次に進めばいいのに・・・もしくは復習とかすればいいのに・・・
と思いつつ
大好きな絵を好きなだけ描いたり、ピアノを弾いたり
ぬいぐるみ遊びをしたり
弟とこぜりあったり
私の実家がある東京に2週間行くという貴重な体験をしました。

東京では、東京都美術館で開催されているウスター美術館の印象派展や、国立西洋美術館、国立科学博物館、生物園に行ったり


おばーちゃんとあらかわ遊園で楽しく遊んだり
浅草やスカイツリーで東京観光をしたり横浜行ったり…
たくさんおでかけをしました!

私も小学校時代からの友人と渋谷から乃木坂まで歩くという楽しいことをして
すっかりリフレッシュできました。

そして帰った日の翌日にアルバイトの面接に行き、採用されて
初出勤を楽しみに、そして結構不安な気持ちで過ごしている今日この頃です。

本当に東京楽しかったなー!!



Qちゃんも本当に東京を楽しんだようなのですが、帰る日が近づいてきて
「もうそろそろ帰る日だね。そういえば帰ってからカウンセラーの先生に会いにいく日があったよね。ちゃんと行くんだよー」
とスーパー余計なことを言ってしまって
Qちゃんを泣かせてしまいました・・・
これに関しては私が悪い。
言わなくていいことを言ってしまったんだから。

でもね、私はQちゃんは2週間に1回、カウンセラーの先生と遊ぶのを楽しんでいるんだと思っていたんだよ。
別に嫌なことをするわけでもない、
近くに母もいる、
ほんの小一時間。
そんなに嫌なの・・・?
と、困惑してしまった。

「別にカウンセラーの先生とオセロや絵しりとりをしたいわけじゃない。私、先生たちがいやで学校に行きたくないのかもしれない。教頭先生がよかったよぉおぉ」

とさめざめと泣くQちゃん。
教頭先生は我が家の教育方針を心から理解してくださって
言い方は悪いけど、何か一言言いたそうにしていた担任の先生を黙らせてくれた恩人です。
Qちゃんとも遊んでくれたことがあって、教頭先生は他の先生と違うなぁと絶大な信頼を寄せていました。
ところが・・・その教頭先生も心のご病気で学校に来られなくなってしまって
私たちの学校との窓口は完全にカウンセラーの先生だけになってしまったんですよね。

あの教頭先生が病んじゃうってどんな魔界なんだようちの小学校!

学校に行くたびに別室登校の子供が増えていくし、先生はどんどん休職するし

・・・行かせなくて正解なのでは?とまたまた思ってしまいました。

まぁでも教頭先生には教頭先生の人生があるし
今いらっしゃる先生にどうにかうちの教育方針をわかってもらうしかないと思っていたところに、カウンセラーの先生の

「4月からどうする?親子は離れるべき!中学入ったら進路どうするの?」

発言で完全に失望してしまいました。私が。

あんまり信頼していないのって子供にも伝わってしまうんでしょうね。
特にQちゃんは私にべったりだし。
そして教頭先生は信頼していて大好きだと思っているから
Qちゃんにそれが伝わって、もう学校に味方がいないとわかってまたがっかりしてしまうのでしょう。
どうにか学校に来させようというか、大人の仕事をこなすためにいずれは学校に、みたいな下心が見え見えだし、小手先のテクニックは彼女には通用しません。


そして昨日がそのカウンセラーの先生との面談の日でした。
Qちゃんは完全に登校拒否。
でも、夕方にちょこっとピアノを弾くくらいなら行ってもいいよとのこと。
仕方ないので私と小さい弟Kくんと出かけて今後のことを話し合いました。

そう、ピアノ。
私はQちゃんと学校をつなぐ最後の結び目がこのピアノだと思っているんです。
施設はボロくて不登校のきっかけになるくらいトイレはきっったなくて
だけど流石に音楽室のグランドピアノは調律もきちんとされていて
グランドピアノなだけあって音も素晴らしい。

初めて音楽室のピアノを弾いた日、Qちゃんは言ったんです。
「早く学校に行きたいな」
と。

別に学校に行ってほしいわけではないけど、私は本当に嬉しかった。
この子を所謂「普通に」学校に行かせるのは無理かもしれないけど、ピアノを弾きにいくのならできるかもしれない。
Qちゃんの姿を見て、先生たちが
「この子は大丈夫、家でちゃんと育っているんだ」
とわかってくれればきっと我が家の方針をわかってくださる先生が増えるかもしれない。先生たちの中で不登校の子のイメージが変わるかもしれない。

はっきり言ってかなり強引にQちゃんを学校に連れて行こうとしているのは重々承知していますが
おそらく彼女の中のネックになっているのは
「他の子や先生に会ってしまうかもしれないこと」
みたいです。
それさえ取り除けば音楽室に行ってピアノの前に座れるし
弾いている間は彼女の最高の癒しの時間になる。

話が脱線してしまったのですが、カウンセラーの先生にはこの辺りが理解してもらえないようで・・・(私の伝え方が悪いんですけど)

「そんな無理やりつれて来なくていいですよ」

みたいなちょっとずれた返答ばかりするので話が噛み合わなくて、私も必死でした。

学校は嫌いなの。
でもピアノは好きなの。

不登校の子が放課後ピアノを弾きにくる、
それを関係の先生方やお友達ががわらわら見物に来たり
「すごいねー!(棒読み)授業も来てみたら!?別室登校でもいいよ!(前のめり」
と登校を促すようなことをしないように協力してほしい
ということなんです・・・

実は夕方に行こうと言っていたのですが
「本当に今日は気分が乗らないから明日でもいい?」
と言われて行きませんでした。
その日はカウンセラーの先生はいなくて、多分新しい教頭先生が来てくれるかもしれないけど大丈夫?と聞いたら若干ホッとしていました。
new!教頭先生にこのことを伝えたら快く明日来ていいよとおっしゃってくださって安心しました。
なにしろどういう方かよくわからないし(風の噂によればとてもいい先生)いつもお話ししている先生じゃなくて大丈夫かなと思ったけれどそれは気にしていないみたい。

このやり方が吉と出るか凶と出るかまだわかりません。
だけど、永遠に
「学校行きたくない、たまに行くのも嫌」
「無理やり連れてくる必要はないけど・・・」
「じゃあ行かない」
「でも学校は福祉も兼ねているし社会とのつながりも必要なので・・・」
「じゃあどうにか連れてきますわ」
「無理矢理連れてくる必要はないけど・・・」
という無限ループを繰り返したくないのです・・・無駄でしょ。
昨日もこんな感じの会話の流れでした

無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!!(突然のDIO様)

どうせの安否確認なら、楽しく有意義にしたい。
私もグランドピアノの音でQちゃんの演奏を聴きたい(笑

これは私の考えですが、心地よい空間からちょっぴり、ほんのちょっぴり出ていく経験も結構悪くないんじゃないかと思うのです。
いきなり天国から地獄へ行けって言うんじゃないんだよ。
そして最終的に地獄へ行け、それが人生だからって言うんでもない。
違う天国を探しに行くイメージかな。
一歩踏み出さなきゃ、そこが天国かどうかもわからないし。

私は、Qちゃんはきっと、楽しくピアノを弾きに学校に行けるはずと信じている。
だからちょっと強引なのかも知れないけど
ほんの少しだけ、まあまあ強めに、
背中を押そうと思います。
この加減って難しいよね。
親って大変な職業だよ、本当に。

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