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『吹上奇譚 第三話』・読書の秋

文章の上の画像は、わたしが以前描いたイラストです。
(本の中の画像ではありません。)

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先日、幻冬舎さんの読書感想キャンペーンに
こちらの記事のコメントから
お誘いいただきました。
1年前の読書感想でした。
(今日は2021年9月18日、
新しく文章を追加しています。)

そして1年前のその時のとてもフレッシュな感想も
(こちらの文章の下に掲載しています)

勢いがあってとてもいいかなと思います。
でも、もう一度今回これは読書の機会を
いただいたということなのだろうと

『吹上奇譚 第三話 ざしきわらし』
吉本ばなな著
幻冬舎

を、最初から最後まで読みました。

そしてわかったのは
こちらの本は、わたしにとって
バリバリの生きてく実用書、
なのではあるまいか?ということです。
変な言い方と感じられるかもしれませんが、
小説だけれど必須の実用書。
吉本ばななさんの哲学とは
そのようなものではなかろうか…と
感じるのです。

もっと感銘を受けた箇所、というのはたくさん
ありますが、本の63ページの
『足しすぎず、引きすぎず、
主役は決して自分ではなく、
自分の奥のほうの何かと相談しながら…』
は、わたしの絵の創作の時の心と似ているかも
しれないと思い、ピックアップします。

では、下記の2つの記事は
フレッシュな1年前の感想文です。
お楽しみ ☆ くださいね。


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読書の秋、です。

『吹上奇譚 第三話 ざしきわらし』
吉本ばなな著
幻冬舎

を読みました。

おもしろかった〜。
早く続き、第四話が読みたいな!

が感想です。
(大雑把にそう思ったのではなく、
読み終わった直後の本心です。)


すごくめりめりとした力がある本の表紙
なので、買ったあと読もう!と決心するまで
時間がちょっとだけすぎてしまったけれど、
なにごともタイミングだと思う、この頃です。


ばななさんの小説の文章は
とりわけ、魔法みたい。
生きている魔法だから、読んでいても
どんどん読みたくなるの。


すごいなー、そして楽しい。
そこで泣く?ってところで
わたしの目からは、涙が出るし。


本の中に出てくる景色や場面が、
無理しなくても、目に浮かんで来て。
(映像みたいに本を読む感じかな。
でもしっかりした言葉だから、
よけいにいいの。)


そう、目に浮かんだその本のもつ景色が

いちいち、よくて。
空気に水の粒がある感じです。
(この言葉のセレクトは、なんだか
ばななさんの言葉みたいだけれど。)


それから、うまく言えないのですが、
自分じゃない他のひとの文章を読んだ時の、
違和感とかを感じずに、わたしは読めました。

(それはたぶん、ばななさんが、
自分(の心の中のこども)や
ひとに嘘をつかず、なおかつ
文章が、いのちの魔法だから。)


わたしが日々大切にしすぎず、
大切にしてることとも、リンク。
そして、もっと的確な言葉で
もっともっと世界をふくらませてくれるの。


その言葉、物語で
読者に伝えてくださっていることが
(心に届く言葉は
ひとりひとり違うかもしれませんが)
それなんだなと思いました。


また読みたい☆本
です。ありがとうございました。

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昨日、上記の本の感想文を書きました。
読んだ直後から書き始めたので、
フレッシュな勢いのある感じの文に
なりました。

でも読んでから半日くらい、
夜ゆっくりしてると、泣いちゃった。

それが、本当の感想かも。

言葉はあれなのですが
デトックスというか、消化というか . . .
読後に変化が訪れる、不思議な本です。

本当にありがとう。



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