Q.リンパがつまるとマッサージは痛い？
おはようございます。
のぞみはりきゅう院、はりきゅう師の栢森結希（かやもりゆうき）です。
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本日はリンパ3部作、最終回です。
これまでのお話はこちら🔽
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さて、前回はリンパの異常（リンパがつまった状態）はリンパ浮腫といい、病的な状態であることをお話ししました。
一般的にリンパ浮腫の治療で用いられるのはリンパドレナージュという「さする」ことが基本な手で行うマッサージです。
リンパが本当に詰まってしまっているリンパ浮腫の患者様でも「さする」ことが基本なマッサージがなぜ痛みを伴うリンパマッサージが主流になってしまったのか私の考察をお話ししたいと思います。
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顔・首・肩まわりのリンパ
まずはじめに顔・首・肩周りのリンパを見てみましょう。
もちろんこの上に皮膚がありますが、緑色のリンパが比較的表層にあることが分かると思います。
当院でも首回りのリンパマッサージをお伝えすることがありますが、動画を参考にしていただいても分かる通り、表層をさすることで十分リンパへの刺激が可能です。
それではなぜ痛みを伴うリンパマッサージが主流になったのでしょうか？
それは恐らく深層のリンパを刺激する目的だったのではないかと考えられます。
深層リンパへの刺激
深層のリンパへ辿り着くには、首の全面に張り付くように付着する広頸筋、そして前頸部で一際目立つ胸鎖乳突筋、このふたつの筋肉を取り除くことでようやく見えてきます。
当然、実際に施術をするとなれば筋肉を取り除くことはできませんので、上記の筋肉に指をめり込ませるような強い力が必要になります。
また、すぐ後ろには斜角筋群という細い筋肉があり、鍼施術の経験上とても刺激の強い筋肉です。
つまり、深層のリンパを狙った施術であったとしても【リンパの流れが悪いからリンパマッサージで痛みがでる】これはまったく根拠のない話です。
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はりきゅう師 栢森結希
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