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一人BBQという名の「儀式」をした。

皆様、withコロナの始まり?を如何お過ごしでしょうか。
最近は暑くなってきて、微かに夏の気配を感じています。
今日は活動報告でも何でもない、ただの決意表明でもない、一人で勝手に行った儀式について語ります。
面白くないので読まなくて大丈夫です。笑


私は今人生の分岐点にいるようです。

話すと長くなるので簡単にいうと…
・2月 自主退職
・3月 内定取り消し
・4月 別の会社に入社するも1ヶ月で解雇(不当じゃない?)

ぶっちゃけ、ちょっと疲れてきた。

おまけに人とも会えない。
仕事も恋愛も家族とも上手くいかない。

「私の人生はピラミッドみたいになっていて、その中に仕事、家族、友人、恋愛の順があると思ってる。
どれかが崩れると全て崩れちゃうくらい絶妙なバランスで出来てるピラミッド。」

19歳の時、「お笑い芸人目指すわ」とか言ってた自称地下アイドルの相方に、私は留学中にこの話をした。
すぐに言う事が変わる私の話でも、自他共にこの話だけは変わってないと自信を持って言える。

まず仕事が上手くいかなくなった。
今まで持ってた経験を、ほとんど捨てたようなものだから。
実際のところは、活きてる。
だけどそれは私の土となったもので、その中に埋めたばかりの種に水をやってくれる存在を「どこか」で求めてる。
芽を出したい。成長したいんだけど、まだその種は彷徨ってる。

私は本当によく、水を欲してる。
去年の今頃、当時の私たちを撮影してくれたハートもルックスもイケメンのカメラマンさんが多忙の中会ってくれた。
そんなカメラマンさんに言われたのは「君は本当にたんぽぽみたいだよね、あと、ハイジ。」
見た目は全然そんな事がないらしいんだけど、私はそのいい意味でも悪い意味でも無垢で真っ直ぐなところを評価してくれたように感じて…
なんか凄く嬉しかった。笑

そのたんぽぽの種は、どこかに飛んだ。
さっきの種だけでなく、他の種もまたどこかで健やかに力強く活きていて欲しいとも思う。
その「他の種」の活動の一部がこのnoteであり、noteから絵本やYouTube、ラジオ、に繋がっていくのかもしれない。
だとしたらこのnoteは土、になるのかな?

そんなこと考え始めたのも、こうして毎日何もせず時間が経っていく事が怖かったから。
毎朝午前3時に起きていた私の部屋に、午前10時頃、家族が入ってきた。
カーテンを開けながら「少し前までは、早起きして頑張ってたのにね。」
冷たいこと言ったつもりなかったのかもしれないけど、超、痛かった。
「起きる時間が早くたって、成長出来ない環境にいるよりマシ。」
でもこうして朝になっても起きられずにぐずぐずしてる私は、どの環境でもやらない人間なんじゃないかと思えてきた。

完全に、負のスパイラルに入ってる。

最近は目がさめると自分の顔を叩いてみたりする。
時には自分の腕をさすって「大丈夫だよぉ〜」なんて言ってみる。
…ヤバイ奴っぽいけど多少は効果がある。笑

目の前の生活を丁寧に過ごす事が大事だと思った。
朝起きて、ベッドと机を整え、部屋とリビングの床掃除をするようにした。

そして今日、料理をしたいと思った。
私が小さい頃は西洋人がたくさんうちに集まって、二日連続でBBQをしたりした。
金融関係や経営者が多かったけど、ヨーロッパで活躍する作曲家さんが来たりと毎回知らん人たちがいた。
犬がいつも屋上に上がって来てみんなに可愛がられて、祖母はマイペースなので突然消えて銭湯に行ったりしていた。
小学生の頃は「友達呼びなよ」と言われて、適当に友人を招くとみんなすぐに来た。
中学生の頃はよく渋谷で遊んでた友達を呼んだ。部屋で煙草吸ってるのを母の知人にみられて怒られた。

今は誰もいない。
みんな祖国へ帰ったり、状況が変わったのだ。
ちょっと、いや、だいぶ寂しい。
ベランダも以前のように活気がなくなって、台風も多い頃からいろんなものを破棄した。

みんなに会いたいと思う。
人がたくさんいて「うぜー」って思える贅沢な空間が好きだった。
屋上から繋がる部屋から、よくリクエスト(笑)に応えて、母のCDラックから選曲して、音楽を流した。

今日はそんな日々を思い出しながら、初めて自分で一からBBQの下拵えをした。
当時はミーハーな音楽や、ハードコアとかヘビメタばっかり聴いてたけど
それから15年ほど経った現在27歳の私はラフマニノフを聴きながら30分でそれらを終えた。

遠回りしてきたように見えるけど、学んだことは沢山あったんだと気付いた。
だからこそ出会えた人たちももいる。
こうしてクラシックも聴くようになったのは経験をして価値観が変わったから。
30分で下拵えできるようになったのは、かつて同棲をしていたから。
でもしっかり美味しいものを作れるのは、海外旅行や仕事、人との関わりの中で美味しいものを沢山食べてきたから。
こうして野菜を大事に扱えるようになったのも、生産者さんに出会ったり、その野菜を丁寧に扱う料理人を見てきたから。

全く成長してないじゃないか、と思うことはやめた。
私は十分、少しずつでも成長してるんだ。

あと自分に足りないのは、本当の意味での豊かさ。
補強したばかりの空っぽになってしまった容器が正常に機能するかどうかはわからない。
でも交友関係や家族の関係が良くなっていって、良い仕事環境を選べるようになるのも、自分の行動次第なんだと思った。

遠く離れた相方に、お礼の手紙を書いた。
「遠くから応援をしている」と。
彼女が旅立つ時、私は一緒に喜んであげられなかったから。
何なら「私の名前を二度と口にしないで」とまで言った。
(「うちの友達●●なんだけどさぁw」とよくネタにされてたから。)

家族に対しては、自分はまだ甘えているということなんだろう。
「私を甘やかさないで」と言ってるのは、すべて自分に対する言葉なんだったと思う。

仕事でうまく行くには、すべてのプライドを捨てて、ただひたすらやるしかないのだ。
アレヤコレヤ、言い訳を並べないで。
本当に目指してる時の自分は、恐ろしいほどスパルタだったんだから、また覚悟してすれば、呼び起こせるはず。

恋人に関しては、何も知らないし、当てはめることもやめた。
まず私が自分で自分の容器壊してるくらいなんだから、相手に水を注げるほどの余裕がないということ。
まずはガッチガチな容器にしないとね。

これから一人でBBQをする。
こんな想いが詰まったものを全て食す。
それらを全てゆっくり咀嚼して味わって、血となり肉となり、明日からの活力にしようと思う。
これは一つの自分に対する儀式でもあるんだと、今思う。

家族には普通に提供するけど!笑

いつか、何も考えずにただその瞬間を楽しめる空間で、BBQをみんなでして、DJをして、犬と遊んで、楽しい宴を開きたい。

いつかまたそんな日常が来ると信じてる。


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