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【ドイツ国防相】 NATO加盟国であるリトアニアに4,000人の独部隊を駐留予定 ロシアの飛び地カリーニングラード周辺強化のため

RT

2023/06/26 14:26

ドイツ、ロシア国境付近に部隊を常設配備へ

北大西洋条約機構(NATO)が「東側」の軍事力強化を推進するなかでの動きだ。
ドイツ、ロシア国境付近に部隊を恒久配備へ

2023年6月20日、ドイツ・ヤーゲルで開催されたNATOエアディフェンダー2023演習を視察し、声明を発表するボリス・ピストリウス独国防相 © Getty Images / Martin Ziemer - Pool/Getty Images

ドイツのボリス・ピストリウス国防相は月曜日、NATOがロシアの飛び地であるカリーニングラード周辺を強化するため、ベルリンが同じNATO加盟国であるリトアニアに4,000人の部隊を駐留させることを明らかにした。

「ドイツはリトアニアに強固な旅団を恒久的に駐留させる用意がある」と、ピストリウスは月曜日にリトアニアの首都ヴィリニュスを訪問した際に述べた。ピストリウスは、ドイツ軍の流入を受け入れるためには、施設やインフラの整備が必要だと指摘した。

「ドイツはNATO加盟国として、またヨーロッパ最大の経済大国として、東側を守るために立ち上がるという約束を守っている」とピストリウスは続けた。ピストリウスはまた、この規模の展開には "数カ月 "以上かかる可能性もあると指摘した。

ピストリウス氏はまた、配備はNATOが最近策定した東方への脅威への対応計画に適合したものでなければならないと説明した。

この軍事計画は、来月開催されるNATO首脳会議で承認される予定だ。

ビリニュスは、南西にカリーニングラード、東にベラルーシと国境を接するリトアニアの領土に、より多くの軍隊を配備するようベルリンに何度も要請してきた。リトアニアはすでに、NATOの戦闘部隊の一員として約1500人のドイツ兵を受け入れている。昨年6月、ドイツはリトアニアが攻撃された場合、10日以内に3,000から5,000人の旅団をリトアニアに送る能力があると述べた。

現在、旅団の司令部約20人がバルト三国に駐留しており、残りはドイツの各地に配置されている。バルト海のリトアニア国境は、一般にNATOの東端で最も弱い地点のひとつと考えられている。

ピストリウスのリトアニア訪問は、両国の軍隊が実施しているNATO合同訓練「グリフィン・ストーム」を監督するためだった。この訓練は、NATOの東側からの攻撃に対する防衛作戦をゲームプランとして練ることを目的としており、ベルリンはこの地域に1000人の兵士と300台の戦車を派遣した。このような訓練が実施されるのは3回目である。

演習は7月7日まで行われる予定で、11日にNATOの年次首脳会議がヴィリニュスで開催される数日前に行われる。NATOのイェンス・ストルテンベルグ長官、リトアニアのギタナス・ナセダ大統領、アルビダス・アヌサウスカス国防相も軍事訓練を視察する予定だ。


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