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NewsPicks Bookを読んで話して、コネクティング・ドットを作ろう ~読書会のススメ~

NewsPicksアカデミア会員のもとには、毎月NewsPicks Bookが送られてきます。

私の本棚にもズラリと並んでいます。

2017年を象徴する素晴らしいラインナップ。
作品一覧

電子ファイルでお持ちの方もいると思います。

本が出る前から中身の情報が少しずつ漏れてくるので、本が届くのを毎月楽しみにしています。

ところが楽しみにしていたのになかなか読み進まないことも、時にはありました。(笑)

そんな悩みをお持ちの方、私の他にもいらっしゃるのではないでしょうか。

NewsPicksBookに限った話でないですが
本を読みはじめるまで時間がかかってしまったり(積読)、並行して複数の本を読むのでなかなか進まなかったり、途中いろいろな邪魔が入ったり(嫁ブロック、彼氏ブロック(笑))、寝てしまったり(寝落ち)。

機会損失とはわかっていても、読書習慣がないと通読はなかなか難しいものです。



時代の旬と自分の旬が一致するとは限らない

なぜ通読が難しのでしょうか。

それは読書の宿命かもしれません。
本には、時代性の旬があるのと同時に、
「今の自分」にとっての旬があります。

その時の自分の考え方や興味の方向性によって、読み方も深さも変わってくるはずです。

以前読んでピンとこなかった本に数年後に再会して、「そういうことだったのか!」と膝を打った経験、みなさんもあるのではないでしょうか。

でも少し残念なのは、意気揚々と読み始めたのにもかかわらず、自力では理解できなかったり、大事なところを飛ばしてしまったり、読んだけど忘れるといったことかもしれません。

なんとか本を旬のタイミングで自分のものにできないか。

そんな時に役に立つ方法は、他人の脳みそを借りることかもしれせん。


アウトプットすることで本を自分のものにする

昨年、古典を読む企業研修に参加する機会がありました。
3日間、逗子の山奥に閉じこもり、森鴎外、アリストテレス、カント、荘子といった古典のテキストをひたすら読み、参加者同士で感想を共有する研修でした。

研修の目的は、「古典」からリーダーに必要な資質を学ぼうというかなりノーブルな内容です。

正直、独力ではまったく歯が立たないテキストが多くありました。
ところが読み合わせのセッションを経ると状況は一変しました。

セッションは、参加者が気に入った箇所とその理由を読み上げるだけのシンプルな形式です。
それだけで、テキストの理解が不思議とスルスルと進みました。
そして驚きや感動が得られました。
複数人で本を読む効果は、絶大だと知りました。

読書会の進め方

そんな経験もあり、アカデミア会員がNewsPicks Bookを自分のものにする何かのお役に立てればということで、有志読書会のお手伝いをしています。

読書会のやり方は世の中にたくさんありますが、最もシンプルなやり方は、各人が気になったところにマーカーで線を引っぱり、その箇所に注目した理由とともに発表する。それだけです。


更に考えを進めるなら、本から得られた情報を元に、今後どう自分のアクションに落としていくかを話し合う形です。

ご都合がついたら、ぜひ読書会にご参加いただきたいですが、地理的・時間的な問題でリアルに読書会参加が難しい場合は、本に線をひっぱり、あとで見返すだけでも十分、読書効果は高まると思います。Kindleでもマーカーはできます。

古臭いやり方ですが、お勧めです。


NewsPicksアカデミアでは、本に連動するイベントも開催されており、著者の考えにより深く触れることもできます。

でもそれだけだと、受け身で終わってしまうかもしれません。

さらに一歩深めるなら、自分なりの理解を「アウトプット」し、
他人の理解を聞くことで、「多角的」な視点を得る。

「そういう読み方もあったんだ!」というアハ体験をする。
それにより忘れない記憶となります。

NewsPicksアカデミアでコネクティング・ドットを作る

本を読む。
アカデミアイベントで話を聞く。
読書会で自分の言葉でアウトプットする。

このトライアングルをまわせば、心の中にドットが刻まれます。

最初はひとつのドット。

そのドットが毎月、自分の中に増えていったら、
いつか点と点がつながり、自分の中にノーブルさが生まれているかもしれません。

スティーブジョブスの伝説のスピーチ「スタンフォード大学 卒業式辞」に大好きな一説があります。

将来を見据えて、点と点を結びつけることはできません。後で振り返って見たときにしか、点と点を結びつけることはできないのです。だから、とにかく点と点が将来、結びつくことを信じなくてはなりません。なぜなら、点と点が将来結びつき、道を切り開くと信じることは、自分の心に従う自信をもたらすからです。


「ポスト平成のキャリア戦略」読書会に向けて

次回1月28日の読書会では「ポスト平成のキャリア戦略」を読みます。

ポスト平成に突入すると、人口減少時代に入り、産業構造も大きく変わってゆきます。

なのに最近の若者はどこか危機感が薄い。

上の世代は、お金儲けは得意だけど尊敬できない人もいます。

翻って自分は、ややハングリーな意識高い系ですが、ダークサイドスキルが足りず、今のままだと新しい時代に対応できない気がします。

ハングリー&ノーブルさと、ダークサイドスキルを身に着けられたら、より充実した組織人になれるのでは。そんな風に思いました。

みなさんは「ポスト平成のキャリア戦略」をどんな風に読んだでしょうか。

1月28日の読書会には著者の塩野誠さんもお立ち寄りくださいます。

記憶に残る読書体験になりそうです。


<読書会の開催予定・お申込みはこちらからどうぞ>

NewsPicks 本を読んで語るBookPick#3『ポスト平成のキャリア戦略』1月28日(日) 14:00-16:00

NewsPicks ユーザ交流会 #オフ会#冬の陣 1月28日(日) 17:00-19:00

NewsPicks 本を読んで語るBookPick#4『日本再興戦略』2月10日(土) 14:00-16:00


執筆:Akiko Yamaguchi/NewsPicksアカデミア アンバサダーhttps://newspicks.com/user/1583791

#NewsPicksアカデミア #読書会 #塩野誠 #ポスト平成のキャリア戦略 #コネクティングドット


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