iOSの「ARKit」で「特徴点」を検出するプログラムを作ります。

1. プロジェクトの作成

プロジェクトの作成手順は次の通りです。

(1)Xcodeを起動し、メニュー「File → New → Project」を選択。
(2)「Augumented Reality App」を選択し、Nextボタンを押す。
(3)プロジェクト名を入力して、Nextボタンを押す。
(4)Createボタンを押す。

2. 特徴点の検出

「特徴点」を検出するコードを作成します。

import UIKit
import SceneKit
import ARKit

//特徴点の表示
class ViewController: UIViewController, ARSCNViewDelegate {
   @IBOutlet var sceneView: ARSCNView!

   //ロード時に呼ばれる
   override func viewDidLoad() {
       super.viewDidLoad()

       //シーンの作成
       sceneView.scene = SCNScene()

       //特徴点とワールド原点の表示
       sceneView.debugOptions = [
           ARSCNDebugOptions.showFeaturePoints,
           ARSCNDebugOptions.showWorldOrigin]
   }
   
   //ビュー表示時に呼ばれる
   override func viewWillAppear(_ animated: Bool) {
       super.viewWillAppear(animated)
       
       //コンフィギュレーションの生成
       let configuration = ARWorldTrackingConfiguration()
       
       //ARセッションの開始
       sceneView.session.run(configuration)
   }
}

◎特徴点とワールド原点の表示
sceneView.debugOptionsにデバッグオプションを指定します。

・ShowWorldOrigin:  ワールド原点を赤青緑のラインで表示。
・ShowFeaturePoints: 検出した特徴点を黄色い点で表示。

◎ARセッションの開始
ARセッションを開始するには、ARWorldTrackingConfigurationでコンフィグレーションを生成後、sceneView.session.run()でARセッションを開始します。開始した位置がワールド原点(0, 0, 0)となります。