巨人軍OP戦vs阪神(24.02.23)

打線は、調整イニングの伊藤マサ氏と、エルボーアップが高く後ろが大きい湯浅から集中打を生み出すも、コンパクトにスイングできる石井・加治屋・桐敷あたりは攻略できず。ペナントレースにおいては、後者のリリーフ陣や、修正後の伊藤のような投手を打ち崩さないことには、順位を上げることはできない。投手陣は比較的順調。4年前に筆者が思い描いた方向に向かいつつある。

秋広のタイムリー

インローはヘッドが加速しやすいから、突っ込もうがドアスングだろうが手首のコック解除が早かろうが、打つのは難しくないんよ。

でもこのヒットは価値が高かったと思う。インコースに対して手首のアンコックが我慢できてるし、去年の10号ホームランと比べると、早期の軸足の折れもないし、去年の10号の時なんて、スイング開始後に、ヘッドが捕手側に向いた段階で、骨盤より上が投手側に正対しちゃってるからね。

開き癖があるのに、肩をなるべく入れないようにして、顔も投手側に真っすぐ向けられているのは継続してほしい。

あとパワーの出し方の面が気になるね。顔・グリップ・ヘッドの位置がほとんど変わらずに前脚の探りだけで割れを作っているように見えるけど、スウェーが少なくなったと言ったらそうだけど、ボンズ・吉田・阿部あたりなんかは、トップポジションで頭を落とすように上半身を前傾させて、その際グリップを上げることで、身体をらせん状に割いて捻転差を作ってるからね。

ただ、今は開きを遅られることが最優先課題だろうから、一つずつ課題をつぶしていってほしい。「欠点を潰すことより長所を伸ばすことが大事ナンダー!絆が深まるんだー!」とか絶叫してる低級は、なんの知識もない精神論者だから糞OBと同じで出禁にしたらいい。

大城
ヒッチで開きを抑え、その際にヘッドがホームベース側に向きすぎない。

湯浅
ヒッチで開きを抑えるが、前肩が入る。ステイバックして投球を引き付け、抜かれたらトップハンドをグリップから放すことで手首の返りを防ぐ。

泉口
手首がアンコックが遅くスイングパスが長い。ヘッドステイバックが大きく、後ろ脚のリコイル動作でヘッドを加速させる。踏み込み足が反力でめくれ上がる。フィジカルが消耗した吉川よりフルスイングの力は上だろうね。

山瀬
肩を入れることで開きを抑え、シザースすることで骨盤にロックをかけ、反動でヘッドを走らせる。その際、重心がライト方向へ掛かり、右方向へ強い打球を生み出す。どこ向かって打ってるんだって、右に向かって狙って打ってるんに決まってんだろ。

中田
顔が真っすぐ向いて肩も入らず歩幅も少ないから、球道が良く見えている。

菊地
コッキングでの肘の下がりが前回に比べ改善されており一安心。投球後に右足が三塁側にドスって落ちるときは、ボールに瞬発力が乗ってない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?