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【予算850億の元バイヤーが解説】何の職務をしていたかよりそこで何をしたか?

こんにちはのじです。
(私の記事は #NP企画  で検索できます)

大手ドラッグストアで10年化粧品バイヤー、1年半雑貨のカテゴリーマネージャーをしていました。辞める年は予算850億を任せてもらっていました。

今は化粧品メーカーでマーケティング本部のディレクターをやっています。

今回は何の職務をしていたかよりそこで何をしたかについて話をしたいと思います。

島耕作の職務経歴書

2019年5月14日にビズリーチ社の10周年のプロジェクトとし部長時代の島耕作の転職活動を応援するというキャンペーンが始まりました。

内容としては島耕作のキャリアを記載した部長時代までの職務経歴書を「ビズリーチ」の特設サイト上で公開し、Twitter上で「島耕作が転職するとしたらどの会社、ポジションをすすめるか」に対する投稿を募集するというものです。

私は島耕作は好きで結構読んでいたので何て面白いキャンペーンなんだとちょっと心踊りました。
こう言うマーケティング戦略はいいですね。

ビズリーチ社HPより

島耕作の職務経歴書の詳細はビズリーチ社のHPをご覧ください。

ビズリーチ社HPより

職務経歴書を見ると、さすが漫画の主人公だけあって毎年色々な活躍をして昇進していき多くの実績を残しています。きっと引く手阿多ですね。

初めての転職活動

私も5年位前に転職も選択肢の1つとして今の自分にどれくらいのニーズがあるだろうと思って転職エージェントに登録しました。

転職エージェントの流れは

①エージェント登録
②面接でのカウンセリング
③面談で求人提案
④企業に対する応募・書類選考
⑤面接での選考・内定から入社
という感じです。

それまで転職したことがなかったのと、会社にバレないかなという思いでドキドキしながら、登録申請をしました。

登録に書いたのは確か

①プロフィール(履歴書のような内容)
②職務経歴書
③希望条件
④すぐに転職希望どうか

だったと思います。

私は転職した事がなかったので恥ずかしながらその時初めて職務経歴書というものを知りました。

経歴といっても7年バイヤーとして毎年それなりに働いていたはずなのにいざ思い出して見ようとしても結構記憶も曖昧です。

仕方がないので思い出せる範囲で書いて登録を済ませました。希望の仕事はメーカーのマーケティングで年収は微増希望で出しました。

すると間もなくエージェントから連絡があって面接の日程を決めてカウンセリングを受ける事になりました。どんな仕事があるんだろう、どんな評価なんだろうと楽しみに行きました。

待合室で待っていると担当して頂く方に別室に案内されて面接が始まりました。登録内容に関する確認をしたあと、事前に用意してくれていた企業の説明を聞きましたが希望に沿うものはありません。デスクのパソコンで希望に合う企業を検索してもらったのですが希望に合うような仕事は全くありませんでした。

そして担当の方は私に言いました。35才を超えて新しい仕事で年収を上げるには余程そこで通用するスキルや実績がないと厳しいですよと。つまりただバイヤーやってましたでは違う業界では(条件を妥協しない限り)ニーズはないと言われたような感じです。

ちなみに使い勝手の良い若手や、部長や役員など方針を立てて人を動かして目標の達成に導く能力がある人は業界に関係なくニーズはあるそうです。

初めての転職活動は全く期待外れになりましたが、このままでは他の業界ではダメだとわかったので現在地を知るいい経験になりました。

それからは目の前の仕事を頑張るだけではなく、自分が何をするか、どんな事を身に付けるかを意識して働くようにしました。後で忘れないように具体的にどんな事をしたかも書いておくようにしました。

また業界内外関わらず、この人はすごいなと思う人からはどんな考え方をしているのか、どんなやり方をしているのかを見たり聞いたりして出来るだけ真似してみました。

そしていつかメーカーに行った時に、自分の強みとしてどんなスキルやコネクションが必要か、どんな視点や発想が必要なのかも考えて仕事するようにしました。何故売れる、売れない等の理由や傾向を分析し始めたのもこの頃からです。これは役にたっているなと実感しています。

まとめ

初めての転職活動から実際に転職するまでは5年位かかりましたが最初に現実を見たことでその5年はとてもいい勉強ができたと思っています。

ただエージェント経由ではやりたい事は見つかりにくいなと思い、最低でもカテゴリーマネージャーになった後に、引き抜きしてもらう道を狙おうと思ったのでした。

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最後まで読んで頂いてありがとうございました。

のじ

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