見出し画像

現地活動報告/スタッフ紹介💪🏻カンボジア人のスタッフ達は〇〇⁉︎

みなさんこんにちは!現地から📣インターン生のかなです。

前回の記事では、earth tree ビレッジ建設再開のご報告をさせて頂いたので
今回は現場で日々頑張ってくれている村の建築スタッフ達を紹介していきます!

当団体代表の加藤大地(以下 代表)の一声から始まったearth tree ビレッジ建設。
現在では約17人が建築スタッフとして働いています。

#1 ポムさん

ポムさん(53歳)


最も長くスタッフとして関わってくれているのがポムさん。責任感が強くチームをまとめてくれる重要な存在。

内戦時代が長かったカンボジアでは、学校に行っていない人や字が十分に読み書きできない人がいます。


15歳の時、ポルポトの軍隊に入り、その後は政府の軍で字を少し習ったというポムさん、インタビューではこんな話をしてくれました。


「戦争中であったため、どんな仕事があるのか知らず、大人になったらなりたい職業や夢は無かった。もし、大地と出会ってなかったらキャッサバを取りに行く仕事をしていたと思う」
🚨大地:代表の呼び名

ポルポト時代の影響が強く、学問的な部分は欠けていることが多いカンボジアの人たち。

それでも、自然素材を活かしてモノを作れる村人たちの強みを活かしたいと始まったのがearth tree ビレッジの建設です。

earth treeビレッジ外観

#2 ミィンさん

ミィンさん(54歳)


そんなポムさんからの誘いを受けて、スタッフになったのはミィンさん。
戦争が横行していた子どもの頃をこんな風に振り返る。

「自分の未来がどうなるかは全く想像できず、ある日突然連れていかれ、気づいたらプオ市の軍隊に入っていた。」

当時ポムさんがいたポルポト軍、政府軍、そして自身が入ったプオ市の軍同士が闘う中で、なんと敵であったポムさんと撃ち合ったことを覚えているよう。

「撃ち合いになると、お互い顔を見る暇もなく撃っていた」

言葉では到底言い表せないほど痛ましいことが起こった内戦時代を乗り越え、カンボジアの今があります。

残虐行為も「あの時は仕方なかったから」という共通の認識で、手を取り合い、生活し働いているのがカンボジアの人達なんです。

詳しいカンボジアの歴史については、現在チケット販売を行っているearth tree自主映画から学ぶことが出来ます。詳細はこちらから👇

#3 パウさん

パウさん(40歳)


学校には行ってないけど8年間出家し、字を覚えたというパウさん。彼の存在なくしてチームの結束力はないくらい、大きな存在です。

スタッフ達のお給料の管理などもやってくれているパウさん。ただ事務的なことではなく、彼の存在が大きい理由は他にあります。

earth tree ビレッジ建設にあたり、コンポンチャム州からプロの竹建築職人(以下ソクチアさん)を招き、指導を受けていたときのお話。

灼熱の太陽が降り注ぐ中での作業中、突然、ソクチアさんが脳卒中で倒れました。回復には相当長い時間がかかると言われていたため、「プロの方々抜きで、村スタッフ達だけでできることを進めていこう!」と代表が皆を鼓舞しました。

そんな時、心強い姿を見せてくれたのがポムさんとパウさんでした。代表の話を終え、皆がぞろぞろと帰っていく中、2人だけがその場に残り、自分達が皆を導いていこうと今後の話をしてくれていたそう。

その時の二人の逞しい背中がこちら👇

左:ポムさん/右:パウさん

この日を境に、これまで以上に頼れるリーダーとなってくれたのがパウさんです。


#4 ピィアくん

ピィアくん(16歳)


 「お父さんみたいになりたい」

そう語ってくれたのは、パウさんの息子、ピィアくん。

勉強についていけず、高校一年で学校を辞めたそう。「学校を辞めるなら、働け」とお父さんに言われ、スタッフに。

仕事をする中で見た父の姿に憧れ、現在果敢に挑戦してくれているピィアくんには、”これから”を引っ張ってくれるだろうとスタッフ一同、期待しています。☺

📌まとめ

こんな風に、人の数だけ人生があり、ここでは書ききれないほどのストーリーが現地にあります。

全員が決して取り替えのきかない特別な存在です。

国家的トラウマとも言われるほど大きな影響を残した内戦時代を乗り越え、共存している村の人達。

竹を片手に記念撮影に臨むスタッフ達


これからどんな事が起こっても、earth tree ビレッジ完成へ向け、代表をはじめ、村のスタッフ達一同、必ずやり通す意志力を持ち、日々活動に取り組んでいきます!

皆さん引き続き、応援よろしくお願い致します!🔥

マンスリーサポーターやNPO法人earth treeの詳細はこちらからご確認ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?