ユースカフェ来場者のお声やスタッフの気づきを紹介します。

先日の神戸学院大学学園祭でのユースカフェでは、
たくさんの方にご来場いただきました。

この記事では、
ご来場者のお声やスタッフが気づいたことなどを紹介したいと思います。


☆アンケート


2日目からご来場者にアンケートを取り、
25名から回答を得ましたのでご紹介します。


参考になった内容

その他、ご意見やご感想として、
・真摯に相談に乗って貰えて、すごく楽しく学ぶことが出来ました!
・月経用品がこんなにもあるのを知れてよかったです。
・日本の性教育の問題点をホワイトボードに書いたらいいと思います。(海外と比較する点で)
というお声もいただきました。ありがとうございます!


☆スタッフが直接ご来場者から得た感想


(学生さんより)
・(射精に関する悩みについて)改善する方法がわかった。
・コンドームの装着は案外難しいから練習は必要だとわかった。
・話して気持ちが楽になった。
・月経が人より重いのかどうかもわからなかったし、そんなことで受診するなんてハードルが高いと思っていたけど、行ってみようと思う。
・こんなに月経用品がたくさんあるなんて知らなかった。
・気になっていた子宮頸がんワクチン、受けてみようと思う。
・コンドームの話など、彼氏にこそ聞いてほしい!
・部屋の前に飾ってあった包茎やオナニーって張り紙を見て、ドンピシャな悩みやん、って思った。
・そういうことには興味がないんで良いです。
・私達にそういう日が来ると思いますか??(絶対ないですよ、という感じで)

(保護者より)
・さりげない伝え方がわかって良かった
・娘が初潮を迎えたばかりなので、生理用品もいろいろと選択肢があることがわかって良かった。
・子どもが熱心に聞いているので、私は遠くて見ています。


☆印象的だったエピソードや相談


・高校生の息子さんとお母さんが2人で来られた。小さい頃から絵本を読んだりして性教育をされていたそうで、ユースカフェに親子で立ち寄ることに抵抗を感じていない印象だった。
・娘さんが一人暮らしをしているが、住民票は実家にあるので、HPVワクチンはどうやって受けたら良いか、という相談。
・60~70代の女性のグループ。絵本など、家庭での性教育に驚きつつも興味を示されていた。
・月経用品の選択肢の多さに驚いている人が多かった。月経カップや吸水ショーツなど、「使ってみたい」と言っている人も多数いた。
・月経用品の説明から入った子が、ちらっと友人関係の悩みも話してくれた。
・ジェンダーについても悩んでいるような発言があった。
・声をかけても部屋に入らなかった子は、「私には関係ない」「こういうのは要らんわ」と逃げるように去った若者も多かったように感じる。



☆今後の課題

・一人で入ってくるハードルを下げる工夫が必要。(中でどんなことをするのかがわかりやすい、照明を調整する、ポスターや看板を本当のカフェみたいにおしゃれにする 等)
・今回は月経用品やコンドームがメインとなっていたため、性=生理やセックス?となり拒否反応を感じた子も多かったのでは?性教育ってそれだけじゃないということも伝えていけたらいい。
・初めて会う人に深い悩みを話すって勇気の要ることだし、一回会っただけじゃ悩みや相談って難しい気がする。定期的なユースカフェを開催することも必要だと思った。
・学生さんだけでなく、幅広い年齢層からもアンケートを取りたい。
・まずは傾聴(先回りして答えない、誘導しない)して相談してもらう態度
・相談員自身のバイアスと向き合う姿勢
・小さなお子さんがいる保護者向けの冊子もあるといいかも。
・相談員の知識も常にアップデート!



手応えをを感じたと同時に、
より良い形にしていくための課題も見えてきました。

これからもより気軽に立ち寄ってもらい、若い人たちに正しい知識を提供していけるよう、工夫しながら活動を続けていきたいと思います。

ぜひ見守っていただけると嬉しいです。

今後の日程はこちら。

また、今回のような学園祭はユースカフェと本当に相性が良いなと思いました。

ぜひ他にも開催できる場所がありましたらお声かけいただけると嬉しいです。
こちらからお気軽にお問い合わせくださいませ。


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