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心の自浄作用を引き出す 〜「感じる」

「秋の入り口に心身が変わる。大切なのは、表面化したときにフタをしないこと。」
月イチ無料配信「Monthly Live」。
8月から始まった「心の平和」第2回を、撮影しながらチャットで起こした
即時録をお届けします。さっと内容をつかみたい方や、復習にも。
実習は、アーカイブ動画からご覧ください。

 2022/9/10 天野泰司 於: Youtubeライブ配信   まとめ(純)


隠れていたものが表面化する季節に入った。
心の中でふたをしておいたものが、ふわっとでてくる。
夏はその暑さに対応するだけで大変だが、気温が下がってくると
そのエネルギーが体に集中する方向に向かう。
からだがゆるみ、ほっとして、体の感度が上がってきて、感覚が広がっていく。そうすると、いろんなことに気づく。
隠れていた辛さ、病気が、一度に出てくると大変なので
「出てきては解消する」プロセスが起こってくる。

​秋の入口に心身が変わる。大切なのは、表面化したときにフタをしないこと。鈍らせて、お蔵入りにしてしまうと、見えていないだけで
体に影響を与え続ける。だから、違和感が出てきたときが大切。

​初夏は体の打撲、秋は心の打撲の影響が出てきやすい。
生きていく上で、心がスッキリしていることはとても大切。
人間だけが作りだす病気がある。会社にいくとお腹がいたくなったり、
お金で苦労すると首の緊張が出て首が回らなくなったり。
思考の面から体に制御をかけることができるのが人の特徴、良し悪し
がある。
思考で体を縛ることがなくなると、どれだけ楽になるかわからない。

​隠れていた辛さ、悲しみ、大変さを自分で調整していくことができると、病気も消えていく。心の大掃除の仕方を覚えて。

辛さや嫌なことが出てきたら、一瞬それを思い浮かべ、体に出てきた違和感に集中する。
体内の違和感を手放すと、同じことを思い出しても連鎖反応の経路が切れて、フタをしなくても自然に思い出せるレベルになっていく。
心の大変さを持続させるために、体の「連鎖反応」経路が必要。それをほどいていく。
辛いことがあったら、体を気持ちよくしていくこと。
掃除をしたり、お風呂に入ったり、休むなど、素直に動くのが大切。
より細かな調整は、気功をするのがおすすめ。

辛いことを思い浮かべて、出てきた体の違和感だけを味わう。
できごとはどこかへ置いて。体に集中して、体の感覚と記憶を切り離す。
そして体の心地よさに集中する。

ふっと同じことを思い浮かべる、さっきほど辛い感じがするか。だいぶ軽くなっている。
まだ残っていたら、その辛そうな場所に手をあてたり、手をなでたり。

​9月は、心の動きが出てきやすい。悲しい感覚や、体に嫌な感じがあったら、毎日気功をして、体をゆるめて。一日が終わる時間がよい。

【実習】心がおちつく やさしい気功

*流れていた音楽 オリジナルCD 「Life」→ 詳細

​自然に浮き出してきた時に、気功をやっていくのが一番いい。
何も思い浮かばない時は、胸に手をあてて、下ろすだけでもいい。
そうして体に集中して、体の嫌な感じを抜いていく。
心が変化した時が、いちばん劇的に体が変わる。

​「心がおちつく やさしい気功」を欠かさずに毎日。
補助的にしておくといいのは「頭部活点」のてあて。
鬼のツノのはえる場所、黒目の上、耳の前のラインの交点に
かるく手をふれて、ぽかんと楽にする。
ここは、感情の動きに大きく関係がある。ゆるむと隠れていた緊張が出てきやすい。
ゆるみはじめて、​ゆらゆらと動きたくなったら動く。

​泣きたいときは泣く。感情を運動として表現して、頭に手をあててみると解消していたりする。大きなものは何度かやっていく必要。フタをしたいのも良い。出てきたときにちゃんと表現して、こまかな動きまで。おなかにでてくる時もある。

「しなければいけない」と、都合を優先すると、体にフタをして鈍っていくことがある。
子育てでも同じ、子どもはすぐに感じる。本来こどもは気が集まることで成長していくが、それがないと存在感を消していくほうへ動く。
子どもは大自然。それをみつめていく。自分の体も大自然、大変でもそれに配慮して、終えたら集中してあげる。
自分の体にも、一瞬の集中感を。「おちつく気功」は、15分ほど。
その感度(集中感)を毎回、上げていく。手をなでるなら、その感覚を高めていく。15分の集中で全面的に変わったりする。やってみてほしい。

​タイミングは今がベスト。いちばん感度があがる季節。変化が出てくると、一日24時間のなかに広がって、「やらなきゃ」から解放されていく。気持ちよく仕事ができたり、ちょうどいい仕事がやってきたり。

足湯もよい。体調の変化があるとき、冷えたなと思ったとき。
オミクロンものどにくるので、土踏まずを押さえてから足湯を。
そうすると腰のねじれがとれる。

【実習】腰のねじれをとる
ゆっくりふりかえって、左右どちらがねじりにくいか比べる。
楽な方へ、少し大きく。ちょっとにっこりして、腰で息をする。
ゆっくり戻る。もう一度同じ方向へ。
反対側がやりやすくなっていたらok。力を入れすぎない。

背骨の中に、ねじれが得意な骨が飛び飛びにあり、それが飛び出してくると泌尿器系の異常、腰痛、汗のつかえ、だるさなどが起こる。
ゆっくりやりやすい方へ大きくねじることで、解消する。
腎臓にも負担がかかる時。ねじれが解消すると停滞した汗がかきやすくなり、腎臓も楽になって快適に過ごせる。
ふりかえって微笑むだけ。ねじりのふりこもよい。

​心はこまかく、繊細に。小さな塊もほどいていく。


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