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六道珍皇寺の小野篁で考える🤔~地獄を見た男の実際🔥~

なんだか物凄いタイトルですが、京都の六道珍皇寺に祀られておられます、貴族の小野篁(おののたかむら)さんのお話し。

※六道珍皇寺(京都市東山区)

※六道珍皇寺の門前(六道の辻)

私も、この六道珍皇寺に行くまで、この方の存在を知らなかったのですが?
観光ガイドの方が話されるには、なんでも、本人の能力が優秀だった為、昼間はこの世の朝廷、夜間はあの世(地獄)の閻魔大王さまにお仕えしていたとか…💧どちらが、メインの仕事だったのか聞きたいところですが…
実はこの六道珍皇寺には、小野篁さんが、閻魔大王さまの元に出仕する為に通っていた!という井戸(出入口)があるんです!
それが、このお寺の一番の見所でもあります。

※凄い通勤経路ですが、あの世の総務人事が認めたなら、OKとしましょう!

※綺麗なお庭の奥に、「冥土通いの井戸」(入口)があります!

※近くで見ると、思っていたより、大きなサイズです。

で、実は、出口は別にありまして、敷地内の更に奥に進みますと…

※あの世からの出口となります。

まあ、小野篁さんは、こんな感じで、あの世(地獄)の閻魔大王さまの元に通っていたのですね💧
「うーん、まさに地獄を見た男!」って、そんな簡単な内容ではありません。

この、小野篁さん、実は隠岐の国に島流し(流刑)にあっているんです😱
もちろんですが、官職没収の上です💦
一体何をしたんや?となりますが、遣唐使(中国大陸への外交使節行き)を拒否したんです。
しかも、上司批判を歌に読んでしまった😵💧
これを知った、時の上皇(天皇の父親)の逆鱗に触れた訳です💦

普通であれば、「あの人詰んだね💧さようなら」となりますが、この小野篁さんなんと!僅か2年で貴族社会にカムバック🌠
何故カムバックできたか?は、観光ガイドさんも明確には、分からないようでしたが?
基本的には本人の能力にプラスして、貧しい人にお金を分け与えるなどし、島流しにあう前から、周囲に温かく、優しい男だったのと、結局、上司批判が的を得ていたのでしょう?

そんな小野篁さん、地獄の閻魔大王さまにもお仕えしているなんて噂が立つのも無理ありません。
『実際』に実力があって、本当の地獄(島流し)を体験して帰って来たのですから…💧
(普通は戻れないですよ💧)

「今、自分はこの世の地獄にはまっているかも…💧」って感じている方は、ぜひ一度訪問してみてください!あるいは、小野篁さんのご利益があるかもしれません。(私にもご利益が欲しいところです💦)

※他にも、地獄画図や幽霊図👻など、期間限定で現在公開中のようです!

※撮影可の地獄画図。かなりポップな味付けですが、近くで観ると迫力があります。

今回も、長文お付き合いくださり、ありがとうございました。