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知らないことがいっぱいの世界に挑戦しよう!

高校生とビジネスプランの立案に挑戦している。

私が赴任している高等学校では、ビジネス科、ビジネス情報科、生活デザイン科の3つの学科が設置されている。私はビジネス情報科の担当。
現在「課題研究」という科目で、ビジネスプランの立案を行い、そのプランの一部でいいからプログラミングに繋げていこう…という展開で授業に取り組んでいる。生徒たちがどんなプランを考えているか、簡単に紹介しよう。

AI栄養士

冷蔵庫にある食材を無駄なく使って、ヘルシーな料理のレシピをAIが提案してくれたら…SDGsにも繋がるし、便利じゃねぇー? 
と男子数名が集まって考案中。

Bo-Cha

世界で生活に困っている人に何かできないかなぁ?
そうだ! みんなに募金をしてもらおう!
募金をしてくれた人はガチャが引けて、プレゼントがもらえたら面白くねぇー?
と男子が集まって考案中。

パレット・パートナーズ

自分の持っている服の組み合わせで、もっとオシャレに着こなせないかなぁ?
AIがアイテムの組合せを提案してくれたら時短にもなるし嬉しいよねぇー。
と女の子らしい発想で考案中。

エレベール

18歳になったら選挙で投票できるけど、政党や公約…難しいことばかりでよくわからない…。やさしい言葉で説明してくるサービスがあったら、選挙をもっと身近に感じて投票率も上がるんじゃないかな?
と、こちらは…なんと一人で取り組んでいる。

困惑と、拒否感、不安感…さまざまな気持ちを抱いてスタートしたこの授業。
しぶしぶではあるが…実際に世の中で必要とされるモノはなにか?…といろいろなサービスや商品を探ってみると、自分たちが考えるようなサービスや商品は、すでに存在していて、改めて自分たちが考える意味があるのか?という疑問を最初に抱いたようである。

すでにできあがっている「機能」と「機能」をひっつけて、使っていただける人に「意味」のあるものであれば需要があるのでは…?という感じで、何度も声掛けをしながらプランを考えてきた。

どんなサービスか?
ニーズはあるか?
競合商品は何か?
差別化できるところは?

など、内容を何度も練り直して考え、今は収支計画書の作成に取り掛かっていて、来週にはプランシートをまとめて、コンテストに応募してみようというところまできている。

知らないことがいいぱいの世界で、生徒たちは知恵を出し合って取り組んでいる。
来月からは、自分たちの考えたプランについて、一部分の機能でいいからプログラミングをして実現できるように取り組む予定である。

私もはじめての取り組み…Flatterの学習をすすめて、生徒と一緒に奮闘しようと思う。

知らないことがいっぱいの世界を楽しもう!


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