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【コカ・コーラ】世界最大の清涼飲料水メーカーの理論株価は?(2021年12月期)

こんにちは。りろんかぶおです。

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では、ここから本題です。

今回はコカ・コーラの競争優位性と理論株価についてです。

<りろんかぶおコメント>

りろんかぶおの競争優位性評価(5段階評価)⇒★★★★☆

・コカ・コーラ社は世界最大の清涼飲料水メーカーです。コカ・コーラ社は世界中で500以上のブランドを保有しており、炭酸飲料水の世界Top 5の内、4製品がコカ・コーラ社の製品です(コカ・コーラ、ダイエットコーク、ファンタ、スプライト)。そんな中、同社の競争力の源泉は、なんといってもコカ・コーラというエッジの利いた製品とそれを優れたマーケティングで世界トップクラスのブランドに仕立て上げたことだと思います。

・コカ・コーラ社のミッションは以下と定義しているのですが、同社製品を飲むことで、「さわやかだ」、「ハッピーだ」、等のポジティブな感情を抱いてもうようにうまくマーケティングをしております。よって同社は、コカ・コーラなどの製品を通じて、そういったポジティブな感情を味わってもらうという”体験”を提供しているのであり、これはたとえ同じ味のものでも”コカ・コーラブランド”の製品でなければこういった感情は味わえないのです。こういったブランドを確立したことが、他社に対する強力な競争優位性となっております。

1.世界中にさわやかさをお届けすること
2.前向きでハッピーな気持ちを味わえるひとときをもたらすこと
3.価値を生み出し前向きな変化をもたらすこと

・筆者も米国駐在中のオフィスではコーラが無料で常備されていた為、毎日ダイエットコークを飲んでいたほどコーラは大好きです。コーラの味は何となく中毒性があるというか何度も飲みたくなりますし、コーラの味に特化すればペプシ以外、他に競合がいないのでやはり強いです。コカ・コーラのレシピは超極秘扱いされていることは有名で、この時代では珍しく他社にまねできない製品を持っているという点も強力な競争優位性の一要素となってます。

・一方、近年世界的に健康意識が高まっており、糖分の多いコーラには逆風となっております。コカ・コーラ社も、糖分の少ない、或いはシュガーレスの商品を拡充させており、現に新発売したコカ・コーラゼロシュガーは大幅に販売数量を伸ばしております。

・ただ、個人的にはコカ・コーラ社を100年以上支えてきた屋台骨はやはりコカ・コーラであり、これが主力製品になりえないようであれば、コカ・コーラが他社に勝る競争優位性というのは大幅にそがれると考えます。りろんかぶおとしては、現時点でのコカ・コーラの長期的な競争優位性という点では少々疑問符がつかざるを得ず、今後、健康意識の高まった環境の中で、いかにコカ・コーラ製品を売り込んでいくかを見ていく必要があると思います。

<理論株価>
41.80ドル(2022年12月31日時点)

※1 直近3年間のフリーキャッシュフローの平均が今後半永久的に2%(米国の平均インフレ率)ずつ成長していくと仮定し、Discounted Cash Flow(DCF)法で計算。
※2 DCF法の概要はこちらご参照。

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

<セグメント毎ビジネスモデル>

・Concentrate Operations
飲料の原液となるシロップを卸売業者に販売するビジネス

・Finished product operations
飲料の最終製品を卸売業者に販売するビジネス


コカ・コーラは近年、製品開発とマーケティングという中核事業に注力すべくFinished product operations部門を縮小中。ちなみにコカ・コーラの主要ブランドは以下。

・Sparkling soft drinks:
Coca-Cola, Diet Coke/Coca-Cola Light, Coca-Cola Zero Sugar, Fanta, Schweppes, Sprite, Thums Up

・Water, enhanced water and sports drinks:
Aquarius, Dasani, glacéau smartwater, glacéau vitaminwater, Ice Dew, いろはす, Powerade;

・Juice, dairy and plant-based beverages:
AdeS, Del Valle, innocent, Minute Maid, Minute Maid Pulpy, Simply, ZICO;

・Tea and coffee:
綾鷹, Costa, FUZE TEA, Georgia, Gold Peak, HONEST TEA.

<決算情報>
・売上は43,004百万ドルと前年対比11.3%増。販売量増+5%、販売価格増+11%、為替が-7%。世界的なインフレに伴い商品の値上げがうまくできたといえる。

・純利益は9,542百万ドルで前年対比2.3%減。原材料価格高騰、輸送費増に加え、2020年に買収したfairlifeの債務の再評価に伴い1,000百万ドルの評価損を計上したことが主因。また、昨年は事業売却や有価証券投資で1000百万ドル超の一過性の利益を計上していたことも主因。

<財務情報>







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以上

りろんかぶお

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ブログ:http://buffettbu.jp/

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