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社会人のスタートをきるにあたって

いよいよ明日に入社を控え、学生最後の日がやってまいりました。うわあ現実受け止められない...。今日は入社以降、私自身が何をしてきたいのかについて書いていきたいと思います(心の中のリクに「で?お前は人生どうしたいの?」と聞かれて答えられるような設定です)。
自分が学生時代に何を考え、何を感じ、何を学んできたのかのおまとめ&備忘録的な側面が強いです。

このnoteの内容まとめ

ざっくりいうと以下のような内容です。コンサルになりたいと思った理由とか、コンサルで何やりたいのとかそんなお話です。

*明日からコンサルタントになります
 →調査やデータをまとめるだけでなく、その先の課題解決に携わっていきたいという月並みな志望動機+α
 →30までにマネージャー!(目標)

*一貫した「人」への興味・挑戦
 →対面で相手の気持ちを推し量り、知ることの難しさと面白さ/データの背後にいる人への忠実さ

*企業にとっての人材適正配置と個人の仕事満足度は一致しうるのか?
 →自分自身、そしてクライアントに所属する一人ひとりが納得して働ける環境づくりに貢献したい


コンサルタントになります

明日から社会人になります。こんさるてぃんぐふぁーむ、という何とも横文字っぽいところでお仕事をします。
コンサルのイメージって激務&高給!って感じですよね(外銀ほどではないけど)。ちなみに私はそんな感じのイメージでいます。実際お世話になっていたインターン先の新卒のお給料と比べてみるとだいぶ頂けるみたいなので...その分意味のある働きを心掛けたいものです。圧倒的成長は圧倒的労働(時間)と引き換えなのでしょう...(なかには、こするから!!みたいな(いろんな意味で)大変そうなところもあるようですが)。

コンサルになろうと思ったのは今のインターン先と教育実習がきっかけでした。教育実習は2年前の大学4年の時に行い、インターンは大学4年秋からこの3月まで2年以上していたので、時系列的には教育実習のほうが先なのですが、志望動機により密接なのはインターンでの経験なので、先にそちらから書いていきます。

私のインターン先はざっくりいうと自社でデータを抱える調査会社だったのですが、調査・レポート化したはいいけどその後のアクションは?という点で悩みを抱えがちでした(課題解決まで行っているケースもないわけじゃなかった)。
実際、私もその案件のお手伝いをする中でこういう施策や企画を実行したら面白いのでは???と思うこともしばしばありましたが、インターン生という立場もありレポートを書いてハイ終わり、という感じでその先に進めない歯がゆさを感じていました。まあ歯がゆさはあるものの、お仕事自体はめちゃめちゃ面白く、ppt/excelの知識だけでなくデータの前処理だったりBIツールの知識も深まりましたし、とにかく風通しが良かったのでめちゃめちゃ大好きな会社ではありました。なので2年以上居座りました😚

ここでのインターン経験を通して、私はデータを言語化したうえで、じゃあどうするよ?を考え、実行することに楽しみを抱く人間なんだ、ということを自覚しました。志望動機のデータをまとめるだけでなく~~もこの体験に基づいています。
なので、私はコンサルタントとして期待している成長の姿は業務を外部委託される高級派遣業でもなく、ITベンダーでもないです。(お、いま私カッコイイこと言ってるかもしれない)
ピュアなコンサルタントがどこまで生き残れるんだ?てか私がなれるのか?という懸念もありますが、言ってしまえばクライアントにいいように使われることを避け、何でもかんでもITで解決したろ(メガトレンドはITまわりであるものの)という精神を持たずクライアントの利益を最優先に考えられるコンサルタントになれたらと思っています。

次に教育実習での経験が志望動機になったという話ですが、教育現場ってマジしんどいんですよね...。私が教育実習で体験したしんどさは、異常なまでに風通しの悪い社風(教員間の上下関係)、教育という子どもを成長させる現場であるにもかかわらず教師が育たない(高めあわない)風土でした。長時間拘束~~とかもありますけど、まあ仕事はそんなもんだろと思います。
当時の私は将来教師もなしじゃないなあと思っていたのですが、教育実習を通して教師が育つ環境にないのに子どもは成長するの?という疑問を抱き教師になるのはやめました。実際そんな理想論を言えないのは当然なんですが、あまりのかけ離れ方に私はこの仕事をしても後悔するだろうなと思いました。これで親御さんまで利害関係者として加わるのかと思うと正直めまいがしました。

そんなこんなで教師になるのはやめたわけですが、私の中に残ったのは「自分の成長を相手の成長に結び付けたい、そして相手のその姿を見てさらに自分も大きく成長していきたい」という相互作用的な自己成長モデルでした。これって要するに相手がいないと成り立たない成長モデルなんですよね。なので私は就職先としていわゆる事業会社というよりもクライアントを相手にする会社にしようと考えました。(この時には景気に左右されるとかそういうことは一切考えつかなかった)(コロナ早く静まってください)

まあこの2つの経験から、コンサルタント面白そうじゃん!という結果に至り、コンサルティングファームの門を叩くことになったわけです。

30までにマネージャーになりたい

一つの目標として、30歳までにマネージャーになりたいと考えています。理由はいろいろあるのですが、端的に言うと「人生設計の面」と「ある程度の圧力の下で仕事をしていきたい(そのほうがより仕事ができるようになるのではないか)」という2点です。

人生設計という点では、結婚・出産というライフイベントを迎える可能性がある者として、産休・育休を考えるとなるべく早く昇進したいという気持ちがあります。特に休みを取らざるを得ない産休・育休で仕事にストップがかかることに今は大きな口惜しさがあるのでなるべく早く昇進し、自分で案件コントロールがある程度できるようになった時点でライフイベントを迎える、というのが理想ですね。

2点目の圧力下で~~というのは一定の年齢で一定の目標があったほうがモチベ上がるな、という考えです。日々の業務に忙殺されてひたすらに仕事をこなす機械にならないように、30までにマネージャーになりたいからこの案件ではこれを意識しよう、みたいな感じで逆算的な思考ができればと思います。

まあこの30までにマネージャーも目標の一つであって、マネジメントに行くより現場のほうが楽しいや、となってしまえば別の道も全然あると思います(事業会社に転職とか)。

マクロ・ミクロで人間について考える

私はこれまで大学・大学院で主に心理学(特に人間の性格などの側面)について学び、研究をしてきました。親類に心理学系を専門としている人がいる関係から割と小さいころから心理学について触れる機会が多く、また中高時代の人間関係の悩みから対人関係についても考えさせられることが多くありました。これまでの学びや経験、生まれ持った部分など様々な集積体としての今の私自身がもつ知識・性格・思考になるわけですが、一貫してその興味・関心の方向は人間に向いているものだと感じています。
今後もその軸をしっかりと持ちミクロとマクロ、つまり「対あなた」と人の行動といった「対データ(対大人数)」の両方の視点を持ち続けたいと考えています。それぞれ自分がミクロ・マクロでどのように人と関わっていきたいかを書いていきます(※ちにみにこれらは活用できる場面、メリット・デメリットがそれぞれありますがここでは本筋と大幅にずれてしまうので割愛します)。

「対あなた」では、仕事をするにあたって、相手の立場に立った言動を心掛けたうえで表面上にとどまらない質問・疑問を投げかける会話ができること。公的な場ではそういった経験はこれまでありませんが、友達を作る時でもある一定の距離感と一歩踏み込むタイミングって難しいけどそれをうまくやり遂げた時(もしくは私のそのコミュニケーションパターンが相手にはまった時)、関係性って一段深まるように感じています。なので、それを公の場で使えるコミュニケーションパターンに発展していければと思っています。

また「対データ(対大人数)」では、仕事上で扱うデータが財務モノであれ、人の意識データ(ex: 仕事の満足度調査)であれ、その背景には必ず人の活動があります。私が仕事上で行ったその分析はその後ろにいる人々に対して恥ずかしくない分析か。恣意的な解釈や、誤解を招く図表にはなっていないか。そのデータを生み出し、整備してくれたすべての人を裏切らない結果となっているか。
インターン先ではデータは「商材」そのものでした。「でーたりてらしー」なんてそんな大それたものではありませんが、そこで培ったデータに対する向き合い方を入社してからも忘れないようにしたいと思います。

インターン先でめちゃめちゃお世話になった先輩方が転職した話

ここからはコンサルタントとしてどの領域のコンサルタントになりたいのか、また考えるきっかけとなったお話をします。就活生時代、内定者時代を通して自分がどの領域を専門としてコンサルタントになりたいかは常々考え寄り道をしてきたのですが、私は人事領域を専門としたコンサルタントとして生きていきたいと考えています。そもそも背景として上述した「一貫した人間への興味」というところが理由としてあるのですが、それに加え私に仕事をする上でのリサーチクエスチョンをもたらしてくれた決定的な出来事があったためです。

私が2年以上お世話になったインターン先では、人間的に良い人が多く基本的に風通しの良い会社でした。なのでインターン生である私のことも仲間として受け入れてくださり、とてもかわいがってくださいました。そこで仲良くなった新卒の先輩方がいらしたですが、まあ残念ながら全員ご転職されてしまってるんですよね。で、その転職理由のひとつとして「自分が仕事を通して得た経験やスキルが(会社やチームの指針・課題意識と一致しているにも関わらず)積めない」というものがありました。能力もモチベーションも高い彼らは、会社にとってかけがえのないメンバーの一人であったはずです。にもかかわらず、マネジメント層は「目下の案件を回すための仕事」を先輩方に割り当て、先輩たちの求める成長を無視し続けた結果その人材を手放してしまったわけです。
先輩方は「自分の望まぬ仕事を割り当てられた時に圧倒的実力で殴りかかれなかったのが敗北(転職)要因」ともおっしゃっていましたが、それ以前に会社やチームのシステムに限界が来ているように私には感じられました。

会社として、またチームとしてどうしてもその個人が望まない仕事を割り振らねばならぬ瞬間はあるんだろうと推測します。そして、割り振られた社員もある一定程度は我慢してその仕事を遂行すべきだと思います。だって組織だし。でも一方でそのような仕事を強いた結果、転職されてしまっているのでは元も子もないのでは?と私は思います。

私はこの経験から「企業にとっての長期的・短期的な人材適正配置と個人の仕事満足度は一致するのか?一致させるにはどのような制度や枠組み、働きかけが必要なのか?」を仕事をする上でのリサーチクエスチョンにしたいと考えています。

おわりに

だいぶ長くなってしまいました。私の就職という視点に立ったうえでの6年間(B4~M2の後半3年がメインですが)の総括でした。初心を忘れず、クライアントに所属する一人ひとりが納得して働ける環境づくりに貢献することで、私自身コンサルタントとして成長していきたいと考えています。

長い40年が始まります。40年じゃすまないかもしれません。これを読み返すころには、私は何を考え、何を目的とし、何を楽しみに生きているのでしょうか。
今の私は明日から始まる社会人生活に不安を抱きつつも大きな希望を抱いています。青臭いなあ、まあがんばれよ、と未来の私に声をかけてもらえるように頑張るので、未来の私も入社前に抱いた希望を思い出してくれたらなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
20卒のみんな、明日から頑張ろうね~~~~~~!!!

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