「あっ、でもこのカレーは美味しそう！」

これは知人が言っていた言葉だ。
ある日、私と知人が一緒に遊んでいる時、私はふとCoCo壱を食べてみたいと思い、それを伝えた。
すると知人は「前食べた時はあまり美味しくなかったよ〜」と意見を述べつつ「で、でものりが食べたいなら食べよう！！」と急いでフォローを入れた。(一応書いておくが、私は気になった物が食べられなかったとしても、特に不機嫌になるとかはしていない。していないよ！)
少しばかりの譲り合いの会話が交わされた後、結局私は知人に感謝をしつつ共にCoCo壱で昼食を取ることになった。店の壁にはデカデカと季節限定の香辛料が多そうなカレーのポスターが掛けられていた。何故か少し慌てている知人がそのポスターを見て言った台詞が冒頭の物である。

いや、めっちゃフォロー入れるじゃん...。
正直笑った。

あーはいはい笑、美味しそうだね。

多分、こんな感じで返した気がする。
店内に入り、席についてメニューを見る。
私はカツカレーを注文し、知人は一番ベーシックなポークカレーを注文した。

季節限定カレー食べないんかいっ。

詰めが甘いと言うか、一貫性に欠けると言うか、そんな感じでちょっと雑な所が見えて、思わず笑ってしまった。とても心地良かった。こーゆー人間らしさは好き。

ENTPから見た景色シリーズ