ENTPから見た景色 #13 空気が凍った夜とインモラリスト達
ENTPから見た景色シリーズ
今回は、面白いけれど不謹慎なので有料とした。
「交通事故で人とか轢いても、別に、あーやっちゃったなーとしか思わないよな」
これは知人が言っていた言葉だ。
その場には、私とその人を含めて5人の人間がいた。私達はそこそこ気質の合う知人以上友人以下の関係として、一緒に食事をしてたかな。(まあ、このシリーズでは全ての人間との関係を「知人」にすると決めているので、知人とする)
彼がその言葉を発した瞬間、ピキリと空気が凍りつき、私を含める4人は気まずそうに肯定も否定もせずに曖昧な反応を返した。
この空気の澱みは、一見、彼の道徳心に欠けた発言に、聞き手が引いているからに見える。
私もそうだと思っていた。
でも、今なら違うと分かる。
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