業界集約がすすみ、バリュー株が成長株へ変貌する

この記事では小売に絞って書きましたが、ROE>8%を促した2014年の伊藤レポートから10年。このあと、デフレ脱却に時間を要し、コロナ禍もあったわけですが、東証でROE8%割れ企業が2000社弱残る状況。業を煮やしたJPXがPBR>1にせよと大号令をかけています。よって事業投資にとどまらず、MBO、M&Aが活性化し、特に国内中心で過当競争ないし規模不足の企業は集約しかるべしと思います。

2021年から3年連続バリューがグロースに優勢だった日本株。
過去の経験的にみてこの現象は異例に見えます。
構造変化とすればあと一年バリュー優位も不思議はなし。
米株が相対的にバリュエーションが高いため、日本のバリューとダンベルで保有したくなる。
そう考えます。

業界集約後は価格支配力を強めて採算改善、脱バリューに。
成長原資を産むようになるとグロースに変貌しうる、そう見立てますが、
さて。

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