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【開催レポート】ビーチに行くのは夏だけじゃない!逗子ビーチクリーン体験


こんにちは!
角川ドワンゴ学園では、生徒に様々な興味関心を深めたり発見したりする機会を提供すべく、幅広い分野の専門家や有識者をお呼びして、いろいろな講演を実施しています。

2023年12月10日に開催したのは、逗子ビーチクリーンのフィールドワーク。高校通学コース横浜エリア限定で実施している特別プロジェクトN「仕掛けで思わずやってしまう?! 逗子ビーチクリーンを考えるプロジェクト」に関連したイベントです。
こちらのイベントは、逗子市役所の職員さんにご協力いただき、そのほかにも逗子マリン連盟ビーチクリーン隊や逗子ビーチクリーンガイドを逗子市と協働・制作した東京大学生産研究所DLXデザインラボの方々にもお越しいただきました。
また、今回参加した生徒には、事前にトークセッションで仕掛学について学び、興味を持った生徒もおり、実際についついやってしまう工夫がなされた逗子ビーチクリーンを体験して、身をもって学ぶ良い機会となりました。この記事では、実際にイベントに参加・運営したスタッフが、イベント中の様子をご紹介いたします!

1.プログラム内容

逗子海岸で行われているビーチクリーンは、毎月第一日曜日に一般の方向けに行われています。今回は特別にN/S高生・N中等部生向けにビーチクリーンだけでなく、逗子海岸の現状や他の海岸との違い、逗子のビーチクリーンをついついやってみたくなる仕組みについて解説もしていただきました。

▲ビーチクリーン隊の方から説明を受けている生徒の様子

逗子海岸のビーチクリーンでは、ゴミ袋やゴミを拾う用のトングとともに、このようなガイドラインを配布して実施していました。このガイドラインには、一般家庭と違うゴミの分別が具体例とともにわかりやすく書かれていて、はじめは一般家庭との分別の違いに戸惑いつつも、楽しんで分別に取り組むことができました。
次の章からは生徒に焦点を当ててご紹介していきたいと思います。

2.生徒の活動の様子

イベント当日の12月10日。この日の逗子はとても快晴、冬とは思えないほどの気温で、しっかりと防寒対策をしてきた生徒・スタッフともに、暑さにうんざりしつつも元気に京急逗子・葉山駅に集合。体調不良で事前連絡があった1名以外は全員集合し、逗子海岸へ談笑しながら向かいました。中には、千葉から来て午前中は鎌倉を観光してきた、という生徒も...
逗子の、海を連想させるような色合いの町並みと快晴の空に生徒も気分が上がったのか、逗子海岸に着くまでにかなり仲良くなれました。


▲快晴の京急逗子・葉山駅

逗子海岸に到着した後は、逗子市の職員さんや東大DLXデザインラボの方に実際にお話を伺い、ビーチクリーン隊の方から説明を受けてグループごとに分かれて、ビーチクリーンを体験しました。私が担当したグループは、波打ち際のゴミ拾いをすることにしました。一見するととても綺麗なのですが、波打ち際に近づくにつれて、貝殻に紛れて、小さいゴミが沢山見つかりました。大きなトングで小さなゴミを拾うことは、はじめは思ったよりも難しいことでしたが、ゴミ拾いを開始して10分後にはスムーズに拾えるようになっていました。最後には、綺麗なシーグラスを拾い集めて持ち帰ろうとしている人も...(笑)

▲ゴミ拾いをしている生徒の様子

30分後には一度集まって、みんなが回収したゴミを集めて、実際にやってみた感想を共有する時間を持ちました。私のグループは波打ち際に行ったのですが、他のグループでは、道路と段差になっている所の近くでゴミ拾いをしたグループもあり、一人一人が見つけたゴミの量は少なくても、みんなで集めてみると沢山の量が集まりました。

▲拾ったゴミと返却した道具

ビーチクリーンを終えた後は、再び逗子市の職員さんやビーチクリーン隊、東大DLXデザインラボの方々からお話を伺ったり、質問をして理解を深める良い時間になりました。

その後は再び海岸から駅まで歩き、談笑しながら戻りました。
怪我なく無事に、学びの時間を持てたことに喜び、思い出を作ることができました。

3.参加生徒の感想

果たして、今回のプログラムは生徒にとってどんな体験だったのでしょうか。参加した生徒から届いた感想を見ていきましょう。

  • ボランティアとして、ビーチクリーンをすることは楽しかったが、ごみを拾った数などに準じてランキングを作り、景品を設定したら、より多くの人がビーチクリーンに参加してくれるのではないかと考えた。

  • 波打ち際などには、急須の蓋など綺麗な陶器がそのままの形で捨てられているのを見つけて、なぜこのようなものが捨てられてしまっているのだろうか、どうすれば捨てる人が少なくなるか、と考える良い機会となった。

  • 逗子市役所の方や逗子市の市長さんまでもが逗子についての現状や改善方向をお話してくれつつ、東大DLXデザインラボの方が今後のビーチクリーンに対する案などを見せてくれた上、自らビーチクリーンすることによって、砂浜(ビーチ)に落ちているゴミの現状をしっかりと目視できた。

  • ビーチクリーンをすることで、少しでも環境問題に貢献できたなと思えた。シーグラスや綺麗なガラスのゴミも砂浜に落ちていたら人の命に関わる危険物になりかねないこと、ビーチクリーンの現状は人手が足りている時と足りていない時の差が激しいことを学んだ。

4.まとめ

今回は、「ビーチに行くのは夏だけじゃない!逗子ビーチクリーン体験〜ビーチクリーンのエキスパートたちと学ぶ・体感する地元環境に良いこと〜」のイベントの様子をお伝えしました。なかなか自分からは参加する勇気が出ないビーチクリーンの活動、それから学べることや、獲得できる新たな視点は沢山あります!参加してくれた生徒が、これからこの活動で学んだことを活かして、新しい挑戦につながることをスタッフ一同願っております。
また、これからも逗子ビーチクリーンや仕掛学に関する企画があるので、興味をもたれた方は是非参加してみてください!
改めて、ご尽力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました!

今後も角川ドワンゴ学園で開催された職業体験やワークショップ、トークセッションの内容を発信していきます。「N/S高アクティブラーニングラボ」というマガジンにて更新しますので、過去の記事もあわせてぜひご覧ください。

また、角川ドワンゴ学園では今後も各分野で活躍する方々と連携し、トークセッションやワークショップ、職業体験を実施することで生徒に新しい出会いや学びの機会を創出していきます。ご関心をお持ちの企業様や団体様はぜひお気軽にお問い合わせください。

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