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耳かきコミュニケーション

耳掻きってお好きですか?私は苦手です。

元々耳くそが溜まることも少ないですし、掃除をしていて気持ちいと思うこともありません。なぜか左耳を掃除すると咳が出ます。だから苦手です。

けど、彼女は耳掻き大好き人間です。いっつも耳掻きをせがんできます。昨日もしたのに、です。耳くそがなくても、それが快感なのだそうです。そのため、耳掻きをしてあげるときまってそのまま眠ってしまいます。

気持ちいって感じれることはいいですよね。耳掃除専門店なんてものもあるらしいので、この世界には耳掻きを気持ちいいと肯定できる人種が一定数いるんだと思います。

そうそう、youtubeでは耳掻きのASMRも人気ですよね。彼女はあれを聞いていてもすぐ寝つきます。どんだけ好きやねん、、、

付き合っているとちょっとしたことで喧嘩がおきます。「さっきの言い方が気に入らない。」「帰るのが遅い」「かまってくれない」etc

そんな喧嘩?があるたび、軽く言い合いになるけれども、なんだかお互いすっきりしない時は、最後に耳掻きです。僕は「ごめんなさい」の気持ちで耳掻きをします。彼女はそれを知ってか知らずか、あっという間に眠りに着きます。

言葉で伝えるよりも、耳掻きをして伝わることがあるんだと思います。以心伝心というか、体温で伝わるというか。

ちょうどNetflixで京都アニメーションの「バイオレット・エヴァーガーデン」という作品を観ていました。この作品では、人の心がなかなか理解できない少女が、手紙を書くことを通して少しずつ人の心を知っていく物語が展開されています。

手紙も伝える手段。耳掻きも伝える手段?なんだかわからないですが、言葉以外でも意外と人と人は伝え合っているし、わかるものです。悪さはできないなぁという戒めにもなりますね。笑

耳掻きは面倒なことではあるけれども、少しでも繋がりが持てるように、またやってやろうと思います。

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