2020振り返り プライベート学び編@CS 番外編
前の記事ではコンピュータサイエンスで体型的に学んだことを記載したが、こちらではどちらかと実務よりの内容を記載する [※1] 。
開発プロセス
新規プロジェクトの開発プロセスを検討する必要があったので、以下の書籍を読んだ。なお、ガッツリ読んだわけではない。
- SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
- リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営
- カンバン仕事術
- 今すぐ実践! カンバンによるアジャイルプロジェクトマネジメント
- Agile Testing Condensed Japanese Edition
- 実践アジャイルテスト テスターとアジャイルチームのための実践ガイド
- バッファデザイン—製造業における多品種少量・短納期化に応えるための方法論
読む前はウォーターフォールとアジャイルとの概念は知っていて、それぞれの開発プロジェクトも経験していた。だが、それぞれをどういう時に行うのか自分の言葉で説明出来なかった。また、スクラムとカンバンの違いを正直知らなかった。
データベース
仕事でテーブル設計やパフォーマンス改善をする必要が出たため [※2] 、評判のよい書籍に目を通した。
- 失敗から学ぶRDBの正しい歩き方
- 達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ
- リレーショナルデータベース入門―データモデル・SQL・管理システム・NoSQL
- SQLアンチパターン
セキュリティ
picoCTF [※3] を試しにやろうと思い、勉強がてら CTF の有名な入門書に目を通した。また、バグハンティングの書籍が新しく出たのでそちらも目を通した。今は隙間時間でWebブラウザセキュリティ ― Webアプリケーションの安全性を支える仕組みを整理するを読んでいる。
- セキュリティコンテストチャレンジブック CTFで学ぼう!情報を守るための戦い方
- リアルワールドバグハンティング ―ハッキング事例から学ぶウェブの脆弱性
JS周り
実は初めてnode を使った開発プロジェクトにアサインされた。最近の JS の書き方を知らなかったので、以下の書籍に目を通した。TypeScriptって優秀だな(小並感)。
- JavaScript Primer 迷わないための入門書
- プログラミングTypeScript ―スケールするJavaScriptアプリケーション開発
Podcast
5月から始まった ACM ByteCast という月次で ACM の出している Podcast が非常に面白くて毎月楽しく聴いている。初回がパターソンとヘネシー、二回目がクヌース御大という豪華っぷり [※4] 。これを聴いた勢いで The Art of Computer Programming Volume 4, Fascicle 5を 購入してしまった。なんと2019 年刊行と未だに最新刊が出ているという驚き [※5] 。この Podcast は英語の勉強兼ねて本当におすすめ。
The Changelog もたまに聞いてはいたけれども、ながら聞きするにはきつい。更新頻度に追いつけないが、たまーに気になった回を腰を据えて聞く。日本語の Podcast では、Rebuild.fm、mozaic.fm、Misreading Chat、にゃにゃにゃラジオを面白く聞いている。料理中や散歩中に聞いていた。
その他
現在進行形で読んでいるものもあるが忘備録として列挙しておく。
- A Philosophy of Software Design
- Web APIの設計
- 京都のアルゴリズム
脚注
※1 仕事に関わる内容が多いので、プライベート学び編というタイトルは怪しい。
※2 必要な情報を取得する、非正規化を使うかどうかの検討は経験あったが、 いわゆる DBA 的な仕事は経験なかった。
※3 カーネギーメロン大学が主催している中高生向けの CTF 大会のこと。 CTF とは Capture The Flag の略であり、隠されたフラグを探すゲーム。セキュリティの穴をついてフラグを取得することが多い。
※4 いずれもチューリング賞受賞者。パターソンとヘネシーはコンピュータアーキテクチャの大御所。クヌースはアルゴリズム解析の分野における大御所
※5 メインの内容は Dancing Link というデータ構造に関する記載。前書きの時点でマルチンゲールの記載がさらっと書かれていたり、難易度が高くでパラパラ見ただけなので読んだと語るのははばかられる。
目に見える形でのおめぐみをいただけたら幸いです……。